明日の株式相場見通し=買い物薄で軟調推移、貿易摩擦問題を懸念
あす(4日)の東京株式市場は、現地3日の米株式市場がレイバーデーの祝日で休場となることもあり、市場参加者が限定的となることが予想され、買い物薄のなかで小口の売りで値を消す軟調な推移となりそうだ。
市場関係者からは「北米自由貿易協定(NAFTA)の米国とカナダの再交渉が難航し、妥結が9月以降に持ち越されたことや、米中貿易摩擦がくすぶり続けていることが嫌気されて、日経平均は続落のスタートとなり、中国・上海総合指数などアジア株の軟調推移の影響も加わって、下落幅を広げる展開となった。自動車、電機、機械など輸出関連の主力銘柄が売られ、東証1部の売買代金は1兆7989億円と2兆円を割り込んだ」との見方が出ていた。
週明け3日の東京株式市場は売り優勢の展開に終始した。日経平均株価は後場下げ幅を拡大して一時、2万2700円台を下回る場面もあった。日経平均株価終値は、前週末比157円77銭安の2万2707円38銭と続落した。
日程面では、8月のマネタリーベースに注目。海外では、米8月のISM製造業景況指数、米7月の建設支出が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)