4日の米国市場ダイジェスト:NYダウは12ドル安、カナダとの通商交渉に対する懸念広がる
■NY株式:NYダウは12ドル安、カナダとの通商交渉に対する懸念広がる
米国株式相場は下落。ダウ平均は12.34ドル安の25952.48、ナスダックは18.29ポイント安の8091.25で取引を終了した。カナダとの通商交渉再開を5日に控えて、トランプ大統領のカナダに対する強硬姿勢が米国の業界団体や、両党議員の反発を招いており、先行き不安から売りが先行。8月ISM製造業景況指数が約14年ぶりの高水準となるなど下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、小売や商業・専門サービスが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや電気通信サービスが下落した。
深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)は、海洋採掘会社のオーシャン・リグUDW(ORIG)と27億ドルで買収合意したものの、財務負担を懸念した売りが広がった。スポーツ用品のナイキ(NKE)は、国歌斉唱中の起立を拒否して物議を醸した全米フットボール・リーグ(NFL)選手を広告に起用し下落。SNSのフェイスブック(FB)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け軟調推移。一方で、百貨店のノードストローム(JWN)は、ゴールドマンサックスによって投資推奨リストに追加され上昇した。
携帯端末のアップル(AAPL)に続いて、ネット小売アマゾン(AMZN)の時価総額が一時的に1兆ドルを突破した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル全面高、8月米ISM製造業景況指数は約14年ぶりの高水準
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円15銭から111円51銭まで上昇し、111円48銭で引けた。トランプ大統領が北米自由貿易協定(NAFTA)や世界貿易機関(WTO)の脱退を辞さない構えを示し、貿易摩擦激化への懸念でリスク回避の円買いが優勢となった。その後、8月の米ISM製造業景況指数が14年ぶりの高水準に達すると、関税にも関わらず強い米国経済への自信が広がりドル買い・円売りが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1530ドルまで下落後、1.1590ドルまで上昇し、1.1583ドルで引けた。トルコリラの下落、欧米金利差の拡大観測によるユーロ売り・ドル買いが加速。ユーロ・円は、128円32銭まで下落後、129円20銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2811ドルまで下落後、1.2871ドルまで反発。欧州連合(EU)がアイルランド国境を巡る問題で態度を軟化させたが、バルニエ主席交渉官の発言でポンド買いは一服。ドル・スイスは、0.9735フランから0.9767フランまで上昇した。
■NY原油:小幅高で69.87ドル、ドル高を意識して上げ幅縮小
NY原油先物10月限は小幅高(NYMEX原油10月限終値:69.87 ↑0.07)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.07ドルの69.87ドルで通常取引を終えた。熱帯暴風雨への警戒感で一時71ドル台まで買われたが、石油精製施設などが大きな被害を受ける可能性は低いとの見方が広がり、上昇一服。米経済指標の改善を受けてドルが主要通貨に対して全面高となったことから、原油先物の上げ幅は縮小した。時間外取引で一時69.08ドルまで下落している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.14ドル +0.21ドル(+0.68%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.71ドル -0.12ドル(-0.25%)
ゴールドマン・サックス(GS)237.66ドル -0.15ドル(-0.06%)
インテル(INTC) 47.96ドル -0.47ドル(-0.97%)
アップル(AAPL) 228.36ドル +0.73ドル(+0.32%)
アルファベット(GOOG) 1197.00ドル -21.19ドル(-1.74%)
フェイスブック(FB) 171.16ドル -4.57ドル(-2.60%)
キャタピラー(CAT) 138.24ドル -0.61ドル(-0.44%)
アルコア(AA) 43.36ドル -1.31ドル(-2.93%)
ウォルマート(WMT) 95.36ドル -0.50ドル(-0.52%)
スプリント(S) 6.10ドル -0.01ドル(-0.16%)
《HT》
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