前田工繊が一時8%高と大幅続伸、台風21号の災害復旧関連で見直し買いも
前田工繊<7821>が大幅続伸。株価は一時、前日に比べ約8%高に買われた。強い台風21号が4日に上陸し関西・中部地区などで被害が発生したが、同社は災害対策復旧関連の事業を手掛けていることから、この日は見直し買いが入っている様子だ。
また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は4日、同社株のレーティングを新規「バイ」、目標株価は2710円でカバレッジを開始した。「ソーシャルインフラ事業(主に繊維土木資材)の持続的な成長」や「ヒューマンインフラ事業(自動車用鍛造ホイール)の成長局面入り」をエクイティストーリーに掲げている。ソーシャルインフラ事業では、同社の繊維土木資材は多発する土砂災害や政府の国土強靭化計画などを背景に持続的な市場発展を期待。自動車用鍛造ホイールも旺盛な需要を追い風に収益の拡大を見込んでいる。同証券では18年9月期の連結営業利益を53億5800万円(会社計画44億円)、19年9月期の同利益は65億4600万円を予想している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)