イトクロが続急伸、1対2株の株式分割と第3四半期増収増益を好感
イトクロ<6049>が続急伸。前週末7日の取引終了後、10月31日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。投資単位当たりの金額の引き下げと株式の流動性向上でより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的としているという。
また、同時に発表した第3四半期累計(17年11月~18年7月)単独決算が、売上高36億900万円(前年同期比12.9%増)、営業利益17億9200万円(同7.6%増)、純利益11億5700万円(同6.8%増)と増収増益となったことも好材料視されている。
主力のメディアサービス事業で、「塾ナビ」「みんなの学校情報」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュアル」などの主要ポータルサイトの売り上げが好調だったことが要因という。また、足もとの売上高を受けて、18年10月期業績予想について売上高を40億円から44億円(前期比11.6%増)へ上方修正した。なお、営業利益は19億円(同10.2%増)、純利益は12億2100万円(同9.8%増)の従来予想を据え置いている。
あわせて、「医学部予備校ガイド」を運営するえふなな(東京都世田谷区)の全株式を3億2000万円で取得し、7日付で子会社化したと発表した。同件による業績への影響は軽微としている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)