毎日コムネット Research Memo(2):マンション提供から就職・採用支援まで、大学生向け事業を一気通貫で行う

特集
2018年9月11日 15時55分

■会社概要

1. 会社概要

毎日コムネット<8908>は、現在の代表取締役社長 伊藤守(いとうまもる)氏と代表取締役専務 原利典(はらとしのり)氏が1979年に設立した旅行会社が前身である。当初から学生をターゲットとし、1980年代のテニスブームに乗りサークルのテニス合宿などの商品を主力に成長し、2002年にはJASDAQ市場に上場した。2003年には学生向けマンションの仲介事業を本格化し、管理・サブリース及び開発事業にも業容を広げ、現在の主力事業となっている。2006年には学生の就職支援事業を開始し、2010年にワークス・ジャパンに資本参加、2015年に連結子会社化した。2018年5月には東証2部に昇格した。設立当初から一貫して学生をメインターゲットにしており、入口(学生マンション提供)から、学生生活(クラブ・サークル活動関連サービス)を経て、出口(就職・採用支援サービス)までを一気通貫で行う唯一無二の企業である。

2. 事業内容

同社の事業セグメントは、不動産ソリューション事業と学生生活ソリューション事業の2つに分かれる。不動産ソリューション事業が全社売上高の73.5%(2018年5月期)、営業利益の79.9%(同)を占める。不動産ソリューション事業はさらに3部門(不動産マネジメント部門、不動産デベロップメント部門、エネルギーマネジメント部門)に分かれ、学生マンションのサブリースや賃貸管理を行う不動産マネジメント部門の売上高が大きい。不動産デベロップメント部門は土地の仕入れや企画・設計から学生マンションを開発する業務を行う。エネルギーマネジメント部門は2014年に参入した太陽光発電事業であり安定稼働している。

学生生活ソリューション事業は、全社売上高の26.5%(同)、営業利益の20.1%(同)を構成する。同社設立当初から続く課外活動ソリューション部門では、クラブ・サークルの合宿旅行商品販売をはじめとした多様なサービスを展開しており、顧客(大学生)とのネットワークは貴重な経営資源である。人材ソリューション部門は主に連結子会社ワークス・ジャパンの事業であり、大企業の学生採用を支援する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MH》

提供:フィスコ

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