東京株式(大引け)=60円安、半導体や電子部品株の下げが際立つ

市況
2018年9月12日 15時39分

12日の東京株式市場はリスク回避の売り圧力に押される展開。日経平均の下げ幅は比較的小幅にとどまったものの、主力電機株の下げがきつく地合いは悪かった。

大引けの日経平均株価は前営業日比60円08銭安の2万2604円61銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は14億5879万株、売買代金概算は2兆3601億7000万円。値上がり銘柄数は548、対して値下がり銘柄数は1496、変わらずは63銘柄だった。

きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウが100ドル超の反発をみせたことや、円安傾向で推移していた為替相場を横目に寄り付きはやや買い優勢で始まった。しかし、その後日経平均はすぐにマイナス圏に沈み、次第に下げ幅を広げる展開を余儀なくされた。米国市場では米中貿易摩擦懸念から半導体セクターが売られており、この流れを引き継ぎ半導体や電子部品株の下げが際立った。中国景気減速への懸念がくすぶるなか、取引時間中は、年初来安値圏でなお下値模索の動きにある上海株を横にらみに買い気の盛り上がらない展開を強いられた。引けにかけては週末のSQ算出を意識した買いが日経平均寄与度の高い一部の値がさ株に入り、下げ幅を縮小したが、全体の7割強にあたる1500近い銘柄が下げるなど投資家のセンチメント低下を反映している。

個別では、SUMCO<3436>が大きく値を崩したほか、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>なども下落。また、ローム<6963>の下げが目立った。シーズ・ホールディングス<4924>が値幅制限いっぱいに下落、TATERU<1435>も一時ストップ安に売り込まれた。ダブル・スコープ<6619>が急落、ホシデン<6804>、太陽誘電<6976>なども大幅安となった。スクロール<8005>、タムラ製作所<6768>も安い。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップで強い動きをみせ、任天堂<7974>もしっかり。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が堅調、ヤフー<4689>も物色人気となった。ヘリオス テクノ ホールディング<6927>がストップ高に買われたほか、アイビーシー<3920>も値を飛ばした。レノバ<9519>が商いを伴い大幅に上昇、システムインテグレータ<3826>、ヨシックス<3221>も高い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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