話題株ピックアップ【夕刊】(3):エニグモ、イオンファン、FFRI

注目
2018年9月18日 15時27分

■TKC <9746>  4,440円  +45 円 (+1.0%)  本日終値

TKC<9746>が続伸。同社はきょう、FinTechサービス「TKCモニタリング情報サービス」が日本政策金融公庫(東京都千代田区)に採用されたと発表した。「TKCモニタリング情報サービス」は、TKC全国会会員(税理士・公認会計士)が、月次巡回監査などを通じて作成する信頼性の高い決算書などの財務データを、顧問先企業からの依頼に基づき金融機関に無償提供するクラウドサービス。日本政策金融公庫では、小規模企業向け融資事業である国民生活事業で同サービスの利用を開始し、決算書などをデータで受け付ける環境を設ける。

■エニグモ <3665>  1,616円  +16 円 (+1.0%)  本日終値

エニグモ <3665> [東証M]が高い。14日大引け後に発表した19年1月期上期(2-7月)の経常利益(非連結)が前年同期連結比39.8%増の9.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。ソーシャル通販サイト「BUYMA(バイマ)」の会員数が拡大し、手数料収入が大きく伸びたことが寄与。新マーケティング施策が奏功し、バイマのアクティブ会員数、平均購入回数、リピート率が向上した。通期計画の17.4億円に対する進捗率は53.8%に達した。

■イオンファンタジー <4343>  3,550円  -270 円 (-7.1%)  本日終値  東証1部 下落率4位

イオンファンタジー<4343>は大幅反落。14日の取引終了後に発表した8月度の売上概況で、国内事業の既存店売上高が前年同月比4.2%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。プライズ(アミューズメント専用景品)部門で、映画関連商材(「HiGH&LOW」や「ミニオンズ」)などのヒットにより大幅に伸長した前年の反動が大きかったという。ここ数年、売り上げ増が続いていただけに、2カ月連続のマイナスで成長鈍化が懸念されているようだ。

■アズビル <6845>  4,710円  -95 円 (-2.0%)  本日終値

アズビル<6845>は反落。SMBC日興証券が14日付で投資評価「2」を継続し、目標株価を5600円から5400円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。引き続き底堅いビルディングオートメーション(BA)とアドバンスオートメーション(AA)の改善が業績拡大を牽引すると見込むが、これまでの年2ケタを超える利益拡大からは見劣りすると予想。またAAのうち、海外のファクトリーオートメーション(FA)領域の見通しを引き下げ、19年3月期営業利益予想を260億円から251億円へ、20年3月期度を同277億円から262億円へ、21年3月期を同292億円から274億円へ下方修正している。

■アサヒ衛陶 <5341>  1,428円  +300 円 (+26.6%) ストップ高   本日終値

アサヒ衛陶<5341>がストップ高。同社はきょう、ベトナム子会社の「VINA ASAHI」が、現地大手不動産各社とトイレなどの衛生陶器および住宅設備機器について、多くの大口案件の納入が決定していることを明らかにした。主な納入先として、CAT TIGER KHAREAL社(本社:ニャチャン市)が手掛けるNHA TRANG HOTEL(19年5月竣工予定)の第1期工事1300戸分などが確定している。

■アイスタディ <2345>  2,495円  +216 円 (+9.5%)  本日終値

アイスタディ<2345>が急伸。14日の取引終了後、9月30日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。投資単位あたりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めるとともに、投資家層のさらなる拡大を図ることが目的という。同時に、株主優待制度について、18年12月末時点の株主から変更すると発表。従来は12月末および6月末時点で1単元(100株)以上保有する株主に対して、一律で1000円相当のクオカードおよび2万円相当の自社製品割引券を贈呈していたが、対象を毎年12月末かつ同年6月末現在で1単元(100株)以上を保有する株主とし、さらに保有株数に応じて500円相当~2000円相当のクオカード贈呈に変更する。

■FFRI <3692>  3,065円  +223 円 (+7.9%)  本日終値

FFRI<3692>が大幅高。安倍政権では官民合同で2020年開催の東京五輪に向けてサイバー攻撃への対策を強化しており、「サイバーセキュリティ対処調整センター」を内閣官房に新設するなど一段と積極的な取り組みをみせている。特に最近は標的型メール攻撃が頻繁化しており、ヒューリスティックエンジンにより未知のウイルスを検知する技術に強みを持つ同社は、民間企業だけでなく官公庁向けでも受注を重ねている。業績面で15年3月期以降は利益が伸び悩んでいることから株価の上値も重かったが、8月下旬を境に国策関連の一角として上値を買い進む動きがみられるようになった。

●ストップ高銘柄

リリカラ <9827>  216円  +50 円 (+30.1%) ストップ高   本日終値

応用技術 <4356>  1,710円  +300 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値

ファーマフーズ <2929>  711円  +100 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

ディー・エル・イー <3686>  336円  -80 円 (-19.2%) ストップ安   本日終値

明豊エンタープライズ <8927>  453円  -100 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値

トレンダーズ <6069>  2,405円  -500 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値

以上、3銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.