東京株式(大引け)=2円高、金融株買われ小幅ながら5日続伸

市況
2018年9月20日 15時43分

20日の東京株式市場は、朝方は主力株はじめリスクを取る動きが継続し日経平均は小高く推移したが、上値も重くその後はマイナス圏に沈む場面もあった。大引けは小幅ながらプラス圏で着地した。

大引けの日経平均株価は前営業日比2円41銭高の2万3674円93銭と小幅ながら5日続伸。東証1部の売買高概算は16億7342万株、売買代金概算は2兆9830億5000万円。値上がり銘柄数は1090、値下がり銘柄数は932、変わらずは86銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場ではNYダウが160ドル近い上昇をみせたことやドル・円相場が円安水準で推移していたことから買いが先行した。しかし、日経平均は前日までの4営業日で1000円を超える大幅な上昇をみせていたこともあって、利益確定の売りが表面化し上値も重かった。一時は前日終値を下回る場面もあったが、下値を売り込む動きにも乏しく、大引けはわずかに高く引けた。自民党総裁選は安倍首相の3選が決まったが織り込み済みで、むしろ出尽くし感から売り圧力に反映された。業種別には、米長期金利の上昇を背景にメガバンクなど金融株が堅調、一方で半導体関連株が売られ、全体指数の足を引っ張った。売買代金は3日連続で2兆9000億円台と高水準にこなしている。

個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで大幅高に買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが上昇、ファーストリテイリング<9983>も高い。コマツ<6301>、資生堂<4911>が買い優勢となり、昭和電工<4004>も値を上げた。アカツキ<3932>、ファーストロジック<6037>が一時ストップ高を演じたほか、ジャパンベストレスキューシステム<2453>、ブレインパッド<3655>も値を飛ばした。三桜工業<6584>も物色人気となった。

半面、東京エレクトロン<8035>が値を下げ、ソニー<6758>も軟調。ダイキン工業<6367>、JT<2914>も安い。グリー<3632>、住友ベークライト<4203>が商いを伴い大幅安、ネオス<3627>も大きく値を下げた。ジャパンディスプレイ<6740>が下落、ヘリオス テクノ ホールディング<6927>なども下値を探る展開に。日本電気硝子<5214>も売られた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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