NY株式:NYダウは86.52ドル高、ハイテク株には売り
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は86.52ドル高の26743.50、ナスダックは41.28ポイント安の7986.96で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。米中貿易摩擦への懸念が後退し、投資家のリスク選好姿勢が改善されており、ダウは連日の最高値更新となった。一方で、ハイテク株には売りが広がり、相場の上値を抑える展開となった。セクター別では、電気通信サービスや消費者・サービスが上昇する一方で小売や自動車・自動車部品が下落した。
イスラエルの医療機器メーカーのマゾール・ロボティクス(MZOR)は、同業メドトロニック(MDT)と16.4億ドルで売却合意し、大幅上昇。通信大手のAT&T(T)は、UBSによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。ファストフードのマクドナルド(MCD)は、増配を発表し、買われた。一方で、半導体メモリのマイクロン・テクノロジーは、売上高見通しが予想に届かず、下落。グラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は、マーケティング支援ソフトメーカーのマルケトと47.5億ドルで買収合意したものの、軟調推移となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は、本日より「iPhone XS/XS Max」「Apple Watch4」の発売を開始したが、販売動向を見極めたいとの思惑から小幅下落となった。
Horiko Capital Management LLC
《SK》
提供:フィスコ