本日の注目個別銘柄:安川電、日本オラクル、ガンホーなど

材料
2018年9月25日 15時50分

<3765> ガンホー 240 +18

急伸。新タイトル「妖怪ウォッチワールド」への期待感が高まっているもよう。レベルファイブと共同開発したスマホ向け妖怪探索位置ゲームであり、9月14日には累計200万ダウンロードを達成するなど人気化している。「ポケモンGO」の再来か、などと一部メディアに取り上げられているもようで、株価が安値圏にある中で、ポスト「パズドラ」への飛躍を思惑視する動きに。

<5020> JXTG 855.3 -45.6

大幅反落。連休中のNY原油相場の上昇など外部環境は改善しているものの、先週末は大引けにかけて急伸しており、その反動から利食い売り圧力が強まっているものとみられる。先週末はFTSEのリバランスで引けに大幅高している銘柄が多く、同社の上昇も需給要因であったとみられる。なお、本日は9月末配当権利付き最終売買日となり、明日以降の手仕舞い売り圧力の強まりなども先取りする形に。

<9962> ミスミG 2929 -136

大幅反落。先週末に8月の月次売上動向を発表、前年同月比7.2%増となり、4-8月の累計では前年同期比11.1%増となっている。7月の前年同月比11.7%増からは伸びが鈍化、今期に入って伸び率は最低水準に。上半期の売上高計画は前年同期比11.5%で、大きな下振れではないものの、先週末にかけての株価上昇から期待感も高まっていたとみられ、戻り売り圧力へとつながっている。

<8423> アクリーティブ 360 +80

ストップ高比例配分。芙蓉総合リース<8424>がTOBを実施して完全子会社化を目指すと発表している。同社では賛同の意を表明しており、TOB価格の415円に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。TOB価格は先週末終値を48%上回る水準となっている。買い付け期間は本日から11月6日までを予定。芙蓉総合リースは昨年1月に、TOBを実施して同社を連結子会社化していた。

<4343> イオンファン 4350 +460

大幅続伸。上半期営業利益が前年同期比1割増の28億円強になったもようとの観測報道が伝わっている。ユーチューバーと共同で作ったキャラクターグッズなどの独自景品がヒットしたほか、子ども向けVRゲームも人気を集めたもよう。海外事業も利益率が改善しているようだ。従来計画並みの水準ではあるが、7-8月と既存店売上高が伸び悩んでいたこともあって、安心感は強まる形とみられる。

<6506> 安川電 3505 -235

大幅反落。同社などが出展している中国工業博覧会が開催されているもよう。クレディ・スイス証券では、ブース訪問に伴い、中国サーボモータ受注高は推定で前年比3-4割程度減少している印象としている。スマホと半導体関連向けが大幅に減少しているようだ。季節的要因を加味すると、9-11月期まで受注ボリュームは減少しそうとの見方。本日は同社のほか、ナブテスコ<6268>などFA関連の一角で下げが目立っている。

<4716> 日本オラクル 9430 +550

大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は136億円で前年同期比10.3%増となった。新規ライセンスの増加による売上拡大が業績好調の背景、クラウドサービスとソフトウェアライセンスを組み合わせた大型案件などを複数受注したもよう。通期の市場コンセンサスは前期比4%程度の増益見通しとなっており、想定以上に順調な滑り出しと評価されているようだ。

<2427> アウトソシング 1700 +132

大幅反発。レオス・キャピタルワークスの保有比率が5.30%から6.54%に増加しており、プラス材料視される形になっている。6日に公募・売出の実施を発表、株式価値の希薄化や目先の需給懸念から、その後は下げ幅を広げる展開になっていたが、見直しの動きへとつながっているもようだ。なお、公募・売出によって発行済み株式数は最大で23%の増加となり、明日から発行価格の決定期間入りとなる。

<4569> キョーリンHD 2502 +161

大幅続伸で年初来高値。厚生労働省から過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠50mg」の製造販売承認を取得したと先週末に発表、期待材料視される展開になっている。子会社の杏林製薬が2014年7月に米メルクとの間でライセンス契約を締結し、16年3月に共同開発権及び共同販売権をキッセイ薬品工業に供与して、両社で国内開発を進めてきた製品だ。承認期待は比較的高まっていたとみられるが、ストレートに好感される格好に。

<1332> 日水 673 +19

年初来高値。米Amarin社が高純度EPA製剤の適用拡大に向けた大規模臨床試験で、心疾患患者において高度な統計的有意性を確認したと発表。みずほ証券では、Amarin社と持田製薬が新規EPA製剤の米国などでの開発・商業化権の許諾の合意を行っていることから、今後同社のEPA原体がAmarin社向けに供給される可能性が高いと予想。同社は、持田製薬の「エパデール」向けにEPA原体を独占供給している。

《US》

提供:フィスコ

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