NY株式:NYダウは69ドル安、FOMCを控えて様子見ムード
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は69.84ドル安の26492.21、ナスダックは14.22ポイント高の8007.47で取引を終了した。原油相場の続伸を受けて買いが先行したものの、米中貿易摩擦への懸念や明日のFOMC発表を見極めたいとの思惑から、S&P500及びダウは上げ幅を縮小し下落に転じた。ナスダック総合指数も小幅上昇に留まった。セクター別では、小売やエネルギーが上昇する一方で自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が下落した。
アパレルのマイケル・コース(KORS)は、イタリアの高級ブランドであるヴェルサーチと21億ドルで買収合意し上昇。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、経営幹部の解雇を含む組織改革を検討していることが報じられ買われた。一方で、半導体のインテル(INTC)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。SNSのフェイスブック(FB)は、傘下の写真共有アプリ「インスタグラム」の共同創業者2名が辞任し売られた。
マーケット終了後にスポーツ用品のナイキ(NKE)が発表した6-8月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れたものの、粗利益率は下振れた。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
《FA》
提供:フィスコ