【↑】日経平均 大引け| 8日続伸、朝安後に切り返し2万4000円大台を回復 (9月26日)

市況
2018年9月26日 16時20分

日経平均株価

始値  23846.60

高値  24033.79(15:00)

安値  23833.92(09:01)

大引け 24033.79(前日比 +93.53 、 +0.39% )

売買高  14億8930万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆9670億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は8日続伸で約8ヵ月ぶりに2万4000円大台を回復

2.日米首脳会談やFOMCを前に、目先過熱感からの利益確定売りこなす

3.外国為替市場で1ドル=113円近辺まで円安が進行、追い風材料に

4.中国や香港などアジア株の上昇がリスク選好の地合いを後押しする形

5.先物主導で買いが厚く、配当落ち分を含めると日経平均は実質大幅高

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは69ドル安と続落。米中貿易摩擦への警戒感や、FOMCの結果を控えて利益確定売りが優勢となった。

東京市場では、朝方は配当落ちに絡む売り圧力を背景に安く始まったものの、その後日経平均株価はプラス圏に切り返し2万4000円大台に乗せて引けた。

26日の東京市場は、朝安後に切り返す展開となり後場に入って日経平均は一段高に買われ、約8カ月ぶりに2万4000円大台を回復した。前日の米国株市場ではNYダウが続落したものの、外国為替市場で1ドル=113円近辺まで円安が進行したことが追い風材料となった。また、取引時間中は中国株や香港株などが強い動きをみせ、リスク選好ムードを強めた。日米首脳会談やFOMCの結果を見極めたいとの思惑に加え、前日までの7営業日で日経平均は1300円以上の上昇をみせており、東証1部の騰落レシオも過熱ゾーンにあるなど、本来であれば利益確定売り圧力が強く意識されるところ。しかし、実際は海外ファンドなどの先物買いを通じた裁定買いが全体を押し上げ、160円弱の配当落ち分も含めると実質大幅高となった。売買代金は3兆円台には届かなかったが、2兆9000億円台で活況が続いている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>が商いをこなし堅調、村田製作所<6981>も上昇した。武田薬品工業<4502>も買いを集めた。ファーストリテイリング<9983>が高く、資生堂<4911>も値を上げた。東海カーボン<5301>が上昇、ソースネクス <4344> 、日本ライフライン<7575>なども物色人気にネオス<3627>が活況高。田淵電機<6624>がストップ高となり、CSP<9740>も値幅制限いっぱいに買われた。

半面、トヨタ自動車<7203>が売りに押され、スズキ<7269>も大幅続落。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>が軟調、三菱商事<8058>も安い。わらべや日洋ホールディングス<2918>、中国塗料<4617>が急落、平和<6412>も大きく下げた。帝人<3401>、セガサミーホールディングス<6460>も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、テルモ <4543> 、TDK <6762> 、ユニファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約82円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はスズキ <7269> 、ファナック <6954> 、東エレク <8035> 、KDDI <9433> 、ホンダ <7267> 。押し下げ効果は約47円。

東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)精密機器、(3)水産・農林業、(4)鉱業、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)銀行業、(3)その他金融業、(4)輸送用機器、(5)証券商品先物。

■個別材料株

△UT <2146> [JQ]

東証が貸借銘柄に選定。

△マネフォ <3994> [東証M]

仮想通貨関連のクリプタクトと資本・業務提携で合意。

△カイノス <4556> [JQ]

11.22%を上限に自社株買いを実施。

△そーせい <4565> [東証M]

口腔咽頭カンジダ症治療薬「オラビ」の国内製造販売承認を取得。

△ジーンテクノ <4584> [東証M]

「抗RAMP2抗体」に関する国際特許を出願。

△JMC <5704> [東証M]

東証が信用規制解除。

△レントラクス <6045> [東証M]

8月月次売上高が43%増。

△Uアローズ <7606>

ジェフリーズ証券が新規に買い推奨。

△日本通信 <9424>

ヤマダ電 <9831> らとネット取引認証プラットフォームで業務提携。

△CSP <9740>

今期経常最高益予想を23%上乗せ、配当も4円増額。

▼わらべ日洋 <2918>

今期経常を一転57%減益に下方修正。

▼アンジェス <4563> [東証M]

新株予約権を再び発行。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)田淵電 <6624> 、(2)CSP <9740> 、(3)アクリティブ <8423> 、(4)TATERU <1435> 、(5)ネオス <3627> 、(6)Bガレージ <3180> 、(7)イーブック <3658> 、(8)SI <3826> 、(9)システムリサ <3771> 、(10)ショーケース <3909>

値下がり率上位10傑は(1)わらべ日洋 <2918> 、(2)中国塗料 <4617> 、(3)オプテクスG <6914> 、(4)平和 <6412> 、(5)ディアライフ <3245> 、(6)富士PS <1848> 、(7)パラカ <4809> 、(8)八洲電機 <3153> 、(9)OCHIHD <3166> 、(10)四国化 <4099>

【大引け】

日経平均は前日比93.53円(0.39%)高の2万4033.79円。TOPIXは前日比0.77(0.04%)安の1821.67。出来高は概算で14億8930万株。東証1部の値上がり銘柄数は1049、値下がり銘柄数は918となった。日経ジャスダック平均は3818.82円(2.44円高)。

[2018年9月26日]

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