冨士ダイス急騰、設備投資関連の出遅れで投資資金呼び込む
冨士ダイス<6167>が急騰、大陽線を立て底値圏離脱の動きを強めている。きょうの東京市場では米国の保護主義色の強い通商政策を警戒して売り込まれた自動車や電機、鉄鋼セクターなどが戻り足を強め、これまで売り込まれた設備投資関連の一角にもリターンリバーサル狙いの買いが流入し、日経平均株価の新高値更新を演出した。そのなか、超硬合金製の耐摩耗工具のトップメーカーである同社は、同関連の出遅れ株として物色の矛先が向かった。同社は、自動車や電機メーカーをはじめ全国3000社に及ぶ企業と取引実績があり、米景気を中軸とする世界景気の強さが追い風となる。信用取組も売り買い枯れた状態で株式需給面も良好であり、上値の軽さを見込んだ個人の買いを誘導している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)