前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2018年10月4日 5時20分

■放電精密 <6469>  1,568円 (-203円、-11.5%)

放電精密加工研究所 <6469> [JQ]が急反落。2日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3-8月)連結決算は、売上高57億1400万円(前年同期比15.1%増)、営業利益3億7200万円(同10.1倍)、純利益2億9400万円(同9.2倍)と大幅増益となったが、株価は9月中旬以降急上昇しており、目先の材料出尽くし感から利益確定売りが出たようだ。上期業績は、放電加工・表面処理事業で航空機エンジン部品の圧縮機・燃焼器部品の売り上げが増加したことに加えて、金型事業の自動車排気ガス浄化用のセラミックスハニカム押出用金型や、機械装置等事業のデジタルサーボプレス機などの売り上げが増加した。また、成田事業所における爆発火災事故による代替生産に伴う原価高が解消されたことも利益押し上げに寄与した。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高117億7600万円(前期比10.5%増)、営業利益9億5400万円(同2.5倍)、純利益6億6000万円(同86.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■串カツ田中 <3547>  3,070円 (-285円、-8.5%)

串カツ田中ホールディングス <3547> [東証M]が続急落。3日午後1時ごろに発表した9月度の月次報告で、子会社串カツ田中の既存店売上高が前年同月比4.7%減となり、3ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。客単価が同4.3%減と引き続き前年割れとなったことに加えて、前月まで3ヵ月連続でプラスで推移していた客数が同0.4%減と小幅ながらマイナスとなったことが響いた。

■倉元 <5216>  224円 (-13円、-5.5%)

倉元製作所 <5216> [JQ]が続急落。2日、東証と日証金が同社について3日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが売り材料視された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■スシローGH <3563>  6,100円 (-350円、-5.4%)

東証1部の下落率9位。スシローグローバルホールディングス <3563> が3日続落。2日の取引終了後に発表した9月度の月次情報で、既存店売上高は前年同月比1.8%増と11ヵ月連続で前年実績を上回ったが、既存店客数が同0.8%減と今年2月以来のマイナスとなっており、これを嫌気した売りが出たようだ。

■トヨタ自動車 <7203>  6,964円 (-211円、-2.9%)

トヨタ自動車 <7203> 、ホンダ <7267> など自動車株が軟調。9月中旬以降は戻り足をみせていたが、目先利食いが優勢となった。外国為替市場で1ドル=113円60銭台とドル安・円高方向に振れており、輸出採算改善期待が足もとやや後退している。また、前日発表された米新車販売で、9月はトヨタやホンダなど日本勢が販売台数を減らしており、これも株価にネガティブ材料となっている。

※3日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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