話題株ピックアップ【夕刊】(1):AMI、ユニファミマ、ソースネクス

注目
2018年10月5日 15時12分

■アドバンスト・メディア <3773>  2,003円  +126 円 (+6.7%)  本日終値

アドバンスト・メディア<3773>が3日ぶりに反発。同社は4日、医療向けの人工知能(AI)音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote(アミボイス アイノート)」を発売したと発表。「AmiVoice iNote」は、HITO病院(愛媛県四国中央市)と共同開発したもので、iOSのアプリから入力した各種情報を、オンプレミスサーバー経由で各診療部署や管理部門、代行入力者などと素早く簡単に連携できるワークシェアリングサービス。音声認識を活用して、いつでもどこでもその場から記録内容を発話し、保存できる。

■ユニファミマ <8028>  12,770円  +570 円 (+4.7%)  本日終値

ユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> が大幅続伸し、上場来高値を更新した。4日大引け後、19年2月期上期(3-8月)の連結税引き前利益を従来予想の378億円→485億円に28.3%上方修正。増益率が11.2%増→42.7%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力のコンビニ事業でサークルKサンクスからファミリーマートへブランド転換した店舗の売上高が伸びたことが寄与。不採算店舗の閉鎖による販管費減少に加え、香港GMS事業の売却益を計上したことも利益を大きく押し上げた。なお、CVS事業における什器と情報システム機器の一部前倒し導入による費用増加を踏まえ、通期の税引き前利益は従来予想の671億円(前期は286億円)を据え置いた。

■OSJBHD <5912>  316円  +10 円 (+3.3%)  本日終値

OSJBホールディングス <5912> が全般下げ相場に逆行し続伸。レオス・キャピタルワークスが4日付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)に提出したことが判明したことが刺激材料となったようだ。報告書によると、レオスの同社株式保有比率は5.04%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受け、需給思惑などから買いが先行したもよう。

■日本電気硝子 <5214>  3,675円  +90 円 (+2.5%)  本日終値

日本電気硝子<5214>が全般軟調相場のなか売り物を吸収して強い動きをみせた。FPD用ガラスや自動車用ガラス繊維の大手メーカーで19年3月期は営業減益を見込んでいるものの、主力の液晶用基板ガラスは順調に伸びている。SMBC日興証券が4日付で同社株の投資評価を「1」継続でフォローしている。目標株価については、従来予想の5200円から4800円に引き下げたが、依然として時価との比較で約33%程度上方カイ離しており、株価にネガティブには作用していないようだ。SMBC日興によると、18年12月期第3四半期までは減益を見込むが、第4四半期から利益成長へ反転を予想しており、資本の効率化が進めばPBR1倍割れ脱却も視野に入るとの見解を示している。

■ソースネクスト <4344>  1,233円  +20 円 (+1.7%)  本日終値

ソースネクスト<4344>は朝方こそ値を下げる場面があったものの、その後持ち直した。同社はきょう、通訳デバイス「POCKETALK(ポケトーク)W」を、米国で12店舗を構えるb8ta(ベータ)で販売を開始したと発表。これが期待材料となって株価を下支えしたようだ。「ポケトークW」は、日本国内では9月7日に発売しており、同社は順次全世界で販売する計画。当初、米国での販売は10月10日を予定していたが、前倒しされた。

■ADEKA <4401>  1,970円  +31 円 (+1.6%)  本日終値

ADEKA<4401>が続伸。岩井コスモ証券が4日付で投資判断を新規「A」、目標株価2240円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、第1四半期業績が順調となったことに加えて、日本農薬<4997>を下期から子会社化することで、19年3月期業績は会社計画を大きく超過すると予想しており、会社予想営業利益221億円に対して同証券では254億5000万円を予想。中朝的にも、情報電子材料、樹脂添加剤、油脂加工品に農薬が加わることで事業ポートフォリオが強化されたとしている。

■マクドナルド <2702>  4,970円  +65 円 (+1.3%)  本日終値

日本マクドナルドホールディングス<2702>はしっかり。4日の取引終了後に発表した9月度の月次動向で、既存店売上高が前年同月比8.4%増と34カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。9月は、1991年から秋の風物詩として好評の「月見バーガー」シリーズを販売。今年は定番の「月見バーガー」「チーズ月見」に加えて、「金の月見バーガー」や数量限定販売の「月光バーガー」を販売し好評だったとしている。

■三菱UFJ <8306>  732.7円  +8.8 円 (+1.2%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が全般悪地合いのなか頑強な値動き。前日の米国株市場ではNYダウが一時350ドルを超える下げをみせるなど波乱含みの展開となり、ハイテク株比率の高いナスダック指数の下げは1.8%に及んだ。しかし、下げの背景となった米長期金利の上昇については金融機関には有利な材料となり、JPモルガン、シティグループ、バンク・オブ・アメリカなどは揃って買いが優勢の展開となった。この地合いを引き継いで、東京市場でも三菱UFJなどメガバンクには押し目買い意欲が旺盛だ。

■システナ <2317>  1,529円  +17 円 (+1.1%)  本日終値

システナ<2317>が3日ぶりに反発。この日、10月24日から26日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「Japan IT Week 秋 2018」に出展すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同展示会は人工知能(AI)技術・製品や、RPA・チャットボットなど業務自動化ソリューションが一堂に会する専門展示会。同社は「WinActor」「Automation Anywhere」「BizRobo!」の3種類のRPAツールソリューションを提案するほか、オリジナルのチャットボット「CoCobox」を出展するとしている。

■任天堂 <7974>  41,180円  +390 円 (+1.0%)  本日終値

任天堂<7974>は3日ぶりに反発。大和証券が4日付で、投資判断を「2」から「1」とし、目標株価を4万6200円から5万5200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、楽観的なコンセンサスの下落による株価の調整リスクは低下し、同社が有するポテンシャルへ目を向ける時が訪れたと判断。17年に「ニンテンドースイッチ」の出荷動向モメンタムから株式市場の評価が一変したように、「ニンテンドースイッチ」がもたらす収益見通しの変化が同社の株価上昇をもたらすと指摘。19年3月期の営業利益予想を2240億9500万円から2629億6800万円(会社予想2250億円)へ、20年3月期を同2361億1400万円から3690億8900万円へ上方修正している。

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