【↓】日経平均 大引け| 大幅に3日続落、米株安と円高でリスクオフの流れ続く (10月5日)

市況
2018年10月5日 17時21分

日経平均株価

始値  23781.76

高値  23928.62(10:35)

安値  23730.19(09:05)

大引け 23783.72(前日比 -191.90 、 -0.80% )

売買高  14億8905万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆7768億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は大幅に3日続落、3日間の下げ幅は486円

2.米長期金利上昇と米株安でリスクオフの流れ続く

3.為替が円高に振れ主力輸出株が軒並み安

4.米金利上昇を受け銀行や保険など金融株は高い

5.値下がり銘柄は全体の71%を占めた

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは200ドル安と6日ぶりに大幅反落した。米長期金利が上昇したことで割高感の高まったアップルやマイクロソフトなどハイテク株が売られた。

東京市場では、前日の米株安や為替が円高に振れたことが嫌気され、日経平均株価は大幅に3日続落した。3日間の下げ幅は486円に達した。

5日の東京市場は終始売り優勢の展開。前日の米株安を受けて前日までのリスクオフの流れが続き、日経平均は寄り直後に前日比240円以上下げる場面があった。円高基調を受け電機株や自動車株など主力輸出株が軒並み安となった。また、急速に上昇する米長期金利を警戒して化学株や非鉄など素材株も売られる一方、銀行や保険など金融株は買い優勢となる銘柄が多かった。後場に入って、全体相場は下落幅を縮小する場面もあったが、3連休を控え大引け間際に手仕舞い売りが再び優勢となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の71%を占めた。

個別では東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>などが軟調、TDK<6762>も値を下げた。資生堂<4911>、武田薬品工業<4502>も冴えない。クリーク・アンド・リバー社<4763>が急落し、三菱ガス化学<4182>、東ソー<4042>、住友化学<4005>の化学株も大きく下げた。また、古河電気工業<5801>、日本冶金工業<5480>、千代田化工建設<6366>、TATERU<1435>も売られた。

半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが強く、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が物色人気となった。また、三菱商事<8058>、任天堂<7974>は堅調に推移し、佐鳥電機<7420>が値を飛ばし、ソフトバンク・テクノロジー<4726>も大きく上値を伸ばした。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、電通 <4324> 、塩野義 <4507> 、宝HLD <2531> 、JR東海 <9022> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約29円。うち21円はユニファミマ1銘柄によるもの。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はTDK <6762> 、ファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、ソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> 。押し下げ効果は約84円。

東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)その他金融業、(3)証券商品先物、(4)電気・ガス業、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)化学、(3)鉱業、(4)金属製品、(5)海運業。

■個別材料株

△システナ <2317>

「Japan IT Week 秋 2018」に出展。

△マクドナルド <2702> [JQ]

9月既存店売上高が34ヵ月連続前年実績を上回る。

△レカム <3323> [JQ]

インド子会社で法人向け事業の営業を開始。

△AMI <3773> [東証M]

医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービスを販売開始。

△多木化 <4025>

「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功。

△ADEKA <4401>

岩井コスモ証券が新規「A」でカバレッジ開始。

△OSJBHD <5912>

レオスキャピタルが大株主に浮上。

△佐鳥電機 <7420>

6-8月期(1Q)経常は5倍増益で着地。

△ユニファミマ <8028>

上期税引き前を28%上方修正・最高益予想を上乗せ。

△毎コムネット <8908> [東証2]

6-8月期(1Q)経常は34%増益・上期計画を超過。

▼堀場製 <6856>

三菱UFJMS証券が目標株価を9400円へ引き下げ。

▼ナガイレーベ <7447>

前期経常が一転減益で下振れ着地・今期は1%減益へ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)多木化 <4025> 、(2)佐鳥電機 <7420> 、(3)ソフバンテク <4726> 、(4)OATアグリ <4979> 、(5)ヴィンクス <3784> 、(6)日本MDM <7600> 、(7)鎌倉新書 <6184> 、(8)ナガワ <9663> 、(9)XNET <4762> 、(10)アイエスビー <9702>

値下がり率上位10傑は(1)C&R <4763> 、(2)菱ガス化 <4182> 、(3)アニコムHD <8715> 、(4)USENHD <9418> 、(5)タカキタ <6325> 、(6)ボヤージュ <3688> 、(7)ナガイレーベ <7447> 、(8)トランザク <7818> 、(9)東ソー <4042> 、(10)TOWA <6315>

【大引け】

日経平均は前日比191.90円(0.80%)安の2万3783.72円。TOPIXは前日比8.54(0.47%)安の1792.65。出来高は概算で14億8905万株。東証1部の値上がり銘柄数は536、値下がり銘柄数は1506となった。日経ジャスダック平均は3797.70円(26.47円安)。

[2018年10月5日]

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