話題株ピックアップ【夕刊】(3):VIX短先物、ソフトフロン、フライト
■日宣 <6543> 1,530円 +60 円 (+4.1%) 本日終値
日宣<6543>が大幅高。同社はきょう、中国のアニメ製作スタジオ「彩色鉛筆動漫」の日本進出を支援したことを明らかにした。同社は、「彩色鉛筆動漫」の日本法人設立のため、広告宣伝やセールスプロモーションのほか、パートナー企業と連携することで、翻訳・通訳業務や各種申請などの日本法人設立に関する手続き支援、日本でのアライアンス先の紹介、人材採用に係るコンサルティングなどをワンストップで提供。同社は今後も幅広い中国企業のニーズを吸い上げ、日本進出時および進出後の支援を拡大するとしている。
■VIX短先物 <1552> 12,020円 +310 円 (+2.7%) 本日終値
国際のETF VIX短期先物指数<1552>が続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。18日の米VIX指数は前日に比べ2.66(15.29%)ポイント高の20.06に急伸。同日のNYダウは前日比327ドル安と急落するなか、リスク回避姿勢が高まり同指数は「危険水域」と呼ばれる20に終値ベースで3日ぶりに乗せた。これを受け、この日の国際VIX短期先物も上昇している。
■ソフトフロン <2321> 137円 +3 円 (+2.2%) 本日終値
ソフトフロントホールディングス<2321>が高い。同社はきょう、自然会話AIクラウドAPI「commubo connect」が、アースリンク(東京都多摩市)のクラウド型テレマーケティングシステム「Sakura」に採用されることが決まったと発表。「commubo connect」は、同社が開発・販売している人工知能(AI)ロボット「commubo」のクラウドAPI版で、“人と”“目的を持った”“継続的な会話”を自然に行える「commubo」機能を搭載している。
■SEHI <9478> 227円 +1 円 (+0.4%) 本日終値
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>はしっかり。18日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が24億円から25億1100万円(前年同期比4.5%増)へ、営業利益が1億2500万円から1億6700万円(同12.1%増)へ、純利益が7500万円から1億400万円(同67.0%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。出版事業における書籍販売や電子書籍、メディア広告事業のほか、教育・人材事業におけるIT人材研修事業、投資運用事業などが好調に推移していることが要因としている。
■エキサイト <3754> 873円 +3 円 (+0.3%) 本日終値
エキサイト<3754>はしっかり。この日、米アマゾン・ドットコムが開始した「Amazon Alexaスキル開発エージェンシープログラム」に認定されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「Amazon Alexaスキル開発エージェンシープログラム」は、企業や個人からのスキル開発受託実績があり、一定の条件を満たしている開発会社を「エージェンシー」としてAmazon AlexaのWebサイトなどで紹介するプログラム。選ばれた開発会社は、プランニング、開発、公開、マーケティングなどさまざまなプロセスでAlexaスキル開発を支援する。
■ジャパンフーズ <2599> 1,240円 -152 円 (-10.9%) 本日終値 東証1部 下落率トップ
18日に業績修正を発表。「今期経常を一転32%減益に下方修正、配当も3円減額」が嫌気された。ジャパンフーズ <2599> が10月18日大引け後(17:20)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の10.6億円→6.5億円(前期は9.5億円)に38.7%下方修正し、一転して32.2%減益見通しとなった。
■Aiming <3911> 390円 -27 円 (-6.5%) 本日終値
Aiming<3911>は反落。18日の取引終了後、スクウェア・エニックス(東京都新宿区)との共同プロジェクトであるスマートフォン向けゲーム「ゲシュタルト・オーディン」の配信を開始したと発表したが、全般相場が下落していることもあって、好反応は限定的のようだ。「ゲシュタルト・オーディン」は、プレイヤーが「異世界に召喚された次代のオーディン候補」となり、主神オーディンと邪神ロキの対立を背景に、オーディンの後継を争って戦うクロスオーバーRPG。プレイヤーは、戦闘に同行してくれる頼もしい仲間「バディ」、英雄たちの力を呼び出す「召喚」、瞬時に圧倒的な力を発揮する「変身」を駆使して、数々の強敵や英雄を打ち倒していく内容となっているという。
■フライト <3753> 1,431円 -78 円 (-5.2%) 本日終値
フライトホールディングス<3753>は急反落。18日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が7億円から6億1000万円(前年同期比42.0%減)へ、営業損益が1億8000万円の赤字から2億5000万円の赤字(前年同期6300万円の黒字)へ、最終損益が1億9000万円の赤字から2億2000万円の赤字(同5700万円の黒字)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出た。多機能モバイル決済端末「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)の大口案件の一部が9月納品から10月納品に変更になり、売り上げが第3四半期に計上されることが要因としている。
■システム情報 <3677> 1,685円 +75 円 (+4.7%) 本日終値
システム情報<3677>は3日続伸。18日の取引終了後、FRONTEO<2158>とパートナー契約を締結し、FRONTEOが独自開発した人工知能(AI)エンジン「KIBIT(キビット)」を活用した製品の販売およびサービスの提供を開始すると発表しており、これを好感した買いが入った。「KIBIT」は、テキスト解析においてキーワードだけに頼らず、専門家や勘の優れた人が備える“暗黙知”に着目し、それを再現する独自の機械学習のアルゴリズムを用いた日本発のAI。システム情報では、これまで多くの企業に向けたAI導入サービスやAI関連システムの開発を推進してきたが、「KIBIT」を合わせて活用することで多様なAIによる新たなサービスやアプリケーション開発が可能になると判断したという。
●ストップ高銘柄
高見サイ <6424> 1,431円 +300 円 (+26.5%) ストップ高 本日終値
イーソル <4420> 4,765円 +700 円 (+17.2%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース