コスモ・バイオ---ヒト母乳由来エクソソームの発売について
コスモ・バイオ<3386>は11月1日、「ヒト母乳由来エクソソーム」を発売したことを発表。
エクソソームとは、細胞のわずか数百分の一の大きさしかない小さい小胞で、細胞から分泌、体液中に存在しており、細胞間の情報伝達が行われていると考えられています。体内におけるエクソソームの変化や存在が、病気の進行などさまざまな生命現象に広く関与していることが明らかになってきている。
母乳の中にもエクソソームが含まれており、乳児が母乳として摂取することで、乳児の免疫システムの発達が促されている可能性などが示唆されている。
これまで「ウシミルク由来エクソソーム」を発売している同社で、新たにヒト母乳由来エクソソームをラインアップに加え、今後さらに国内外の大学や研究機関、製薬企業などにおいてエクソソームの特徴を利用した診断方法の開発、創薬、ドラッグデリバリーシステムの開発研究などに広く活用されることが期待される。
なお、今期の業績に与える影響は軽微としているが、エクソソームへの応用が世界的に期待される中で、中長期的な収益に寄与する重要な事業の一つとして位置づけられるとしている。
《SF》
提供:フィスコ