NY株式:下落、中国経済の鈍化や利上げ継続への懸念が広がる

市況
2018年11月10日 7時54分

米国株式相場は下落。ダウ平均は201.92ドル安の25989.30、ナスダックは123.98ポイント安の7406.90で取引を終了した。中国の10月卸売物価指数(PPI)が前月から鈍化し、アジア株が全面安となったほか、昨日のFOMCで利上げ継続方針が維持されたことから欧州株もほぼ全面安となり、米国株も売りが先行。10月生産者物価指数が予想を上振れインフレ上昇への警戒感が強まったほか、原油相場の下落も嫌気され、終日下落となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や自動車・自動車部品が下落した。

口コミサイトのイェルプ(YELP)は、10-12月期の売上高見通しが予想を下振れたほか、複数のアナリストによる投資判断引き下げを受け、急落。ゲーム企業のアクティビジョン・ブリザード(ATVI)は、決算内容が嫌気され、大幅下落。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、JPモルガンによる投資判断引き下げを受け、下落。一方で、エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、決算内容が予想を上振れ、上昇。家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)は、10部門に別れた組織を6つの主力商品分野別に再編する計画を発表し、買われた。

クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(AXP)は、ヘッジファンドのサード・ポイントが同社株を新たに取得したことが明らかとなった。今後18カ月の間に30%の上昇を見込んでいる模様。

(Horiko Capital Management LLC)

《TN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.