英ポンド週間見通し:もみ合いか、経済指標改善で追加利上げ観測が浮上する可能性
■強含み、11月中の離脱協議合意への期待残る
先週のポンド・円は反発し、一時149円を上回った。欧州連合(EU)離脱省のウォーカー英政務次官の発言が材料視された。11月中の合意への期待が再浮上し、ポンドは底堅い動きを見せた。米ドル・円相場が円安方向に振れたことも影響したようだ。先週の取引レンジ:146円86銭-149円49銭。
■もみ合いか、経済指標改善で追加利上げ観測が浮上する可能性
今週のポンド・円はもみあいか。早期追加利上げの可能性は残されているが、メイ英首相が取りまとめを急ぐ欧州連合(EU)離脱合意案に関して懐疑派の反発がさらに強まる可能性は残されているため、政局不安の高まりを嫌ってポンド売りが強まる展開もあり得る。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・14日:10月消費者物価指数(前年比予想:+2.5%、9月:+2.4%)
・15日:10月小売売上高(前月比予想:+0.2%、9月:-0.8%)
予想レンジ:146円00銭-149円00銭
《FA》
提供:フィスコ