新興国市場に底打ちの兆し、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年11月12日 11時45分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

11/12付の「DailyOutlook」では、新興国市場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『BRICsやアジアなど新興国の株式・為替市場に底打ちの兆しが出ている。MSCI新興国株式指数は10月29日に年初来安値をつけたが、10月は米国や日本株市場も急落したため、MSCIワールド指数との相対では新興国株は10月前半からアウトパフォームが始まっている』と伝えています。

続けて、一般的に米国金利が上昇すると世界のマネーは新興国の株式や債券、通貨から逃避する傾向があることを挙げ、『今回も米10年国債利回りの3%台乗せが意識された春先からの新興国市場の動きはまさにその通りとなっていた。しかし、「米利上げペースの鈍化観測」や「新興国は売られ過ぎ」といった見方から、新興国市場は落ち着きを取り戻しつつある』と分析しています。

さらに、『ただし、株価底打ちの背景には各国によって異なる部分もある。中国では10月19日以降、景気対策や株価対策が相次いで発表されている。東南アジアは中国景気対策への安心感が株価の支援材料となっている。原油を輸入に頼るインドでは、足元の原油価格の下落により、インフレ懸念が沈静化しつつある。ブラジルでは、新大統領による経済対策期待から主要株価指数は11月に入って年初来高値を更新している。新興国関連の日本株としては、機械、二輪車、食品、トイレタリー、インフラ投資などが考えられる。特にインフラ関連株は、米中間選挙の結果を受け、インフラ投資期待が高まっていることも支援材料となろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。詳しくは11/12付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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