本日注目すべき【好決算】銘柄 大泉製、GMOクラウ、EAJ (12日大引け後 発表分)
12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
大泉製 <6618> [東証M] ★上期経常最高益予想を64%上乗せ
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.8億円→4.7億円に64.4%上方修正。増益率が7.4%増→76.6%増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。自動車部品分野でカーエアコンやエンジン向け温度センサー、2次電池用センサーの販売が増加したほか、空調・カスタム部品分野のセンサーも伸びたことが寄与。為替差益が発生したことも利益を押し上げた。
アルファクス <3814> [JQG] ★前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は2.1倍増益へ
◆18年9月期の経常利益(非連結)は前の期比3.2%増の1億2900万円と、従来の減益予想から一転増益で着地。続く19年9月期も前期比2.1倍の2億6800万円に急拡大する見通しとなった。今期は外食業界で省力化需要が高まるなか、基幹業務サービスや注文システムなどの利用件数が伸び、13.5%の増収を見込む。
GMOクラウド <3788> ★1-9月期(3Q累計)経常が55%増益、通期計画ほぼ到達
◆18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比54.5%増の11.6億円に拡大して着地。SSL証明書の需要増加などを背景に、国内やアジアで電子証明書の発行が拡大したセキュリティ事業が収益を牽引した。データセンターの効率化でクラウド・ホスティング事業の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。
通期計画の11.6億円に対する進捗率は99.8%に達しており、業績上振れが期待される。
EAJ <6063> [JQ] ★1-9月期(3Q累計)経常は13倍増益・通期計画を超過
◆18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比13倍の1億2500万円に急拡大して着地。海外出国者数の増加を背景に、海外旅行保険の付帯サービスが大きく伸びたことが寄与。人件費の増加やカナダの新アシスタンスセンター設置費用などを吸収し、大幅増益を達成した。
通期計画の1億円をすでに25.0%も上回っており、業績上振れが期待される。
木村化 <6378> ★今期経常を72%上方修正
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→15.5億円に72.2%上方修正。減益率が47.9%減→10.4%減に縮小する見通しとなった。今期受注した化学機械装置の大型工事案件が寄与し、売上高が計画を10.8%も上回ることが収益を押し上げる。コスト管理の徹底で採算が上向くことも上振れに貢献する。
予想PERが13.2倍→7.7倍に急低下し、割安感が強まった。
理研計器 <7734> ★上期経常を一転41%増益・最高益に上方修正
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の24億円→33.9億円に41.3%上方修正。従来の0.5%減益予想から一転して40.6%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。半導体工場向け定置型ガス検知警報機器の販売が伸び、売上高が計画を上回ったことが寄与。為替差益2.1億円が発生したことも上振れに貢献した。
三協フロンテ <9639> [JQ] ★今期経常最高益予想を4%上乗せ、配当も10円増額
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比28.6%増の30億円と、従来予想の24億円を上回って着地。主力の仮設ユニットハウスが建設現場向けレンタル、展示場などでの販売がともに伸びたことが寄与。
併せて、通期の同利益を従来予想の55億円→57億円に3.6%上方修正。増益率が3.4%増→7.2%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の90円→100円に増額修正した。
株探ニュース