東京株式(大引け)=459円安、米株急落受け大幅反落も後場下げ渋る

市況
2018年11月13日 15時44分

13日の東京株式市場は、前日の米国株急落を受けて朝方からリスク回避の売りが集中、日経平均は大幅反落した。ただ朝方にきょうの安値をつけ後場は下げ渋った。

大引けの日経平均株価は前営業日比459円36銭安の2万1810円52銭と急反落。東証1部の売買高概算は16億987万株、売買代金概算は2兆8253億6000万円。値上がり銘柄数は230、対して値下がり銘柄数は1846、変わらずは35銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが600ドル超の下げをみせたことでリスクオフの流れが一気に強まった。米アップル株安の影響で電子部品株や半導体など輸出主力株に売りがかさみ、日経平均は一時780円あまり下落し2万1500円を下回り、10月末以来の水準に落ち込んだ。東証1部全体の87%の銘柄が下落する展開となった。ただ、朝方9時20分ごろを境に日経平均は下げ止まり、後場は日銀のETF買いなどの思惑も背に徐々に戻り足に転じた。中国株や香港株が底堅さを発揮したこともプラスに働いた。また、主力大型株が大きく値を下げる一方で中小型株には個人投資家を中心とした買いが流入し強い値動きをみせるものも散見された。東証2部や新興市場への資金シフトも観測され、見た目ほど悪い地合いではなかったようだ。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が軟調、トヨタ自動車<7203>が値を下げ、ファナック<6954>、キーエンス<6861>なども下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りに押された。オロ<3983>が連日のストップ安に売り込まれたほか、TATERU<1435>もストップ安となった。ジャパンディスプレイ<6740>げ大幅下落、石原産業<4028>、東洋建設<1890>なども安い。

半面、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が堅調、資生堂<4911>も買い優勢だった。ブレインパッド<3655>は連日の急騰で目を引いた。GMOクラウド<3788>はストップ高となり、福井コンピュータホールディングス<9790>も値を飛ばした。木村化工機<6378>、曙ブレーキ工業<7238>が大幅高、ソースネクスト<4344>も物色人気を集めた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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