東京株式(大引け)=35円高、中国減速懸念も押し目買い優勢に

市況
2018年11月14日 15時37分

14日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均は途中安くなる場面もあったが、後場に入って持ち直し結局、小幅ながら反発して引けた。

大引けの日経平均株価は前営業日比35円96銭高の2万1846円48銭と反発。東証1部の売買高概算は14億3201万株、売買代金概算は2兆4905億6000万円。値上がり銘柄数は756、対して値下がり銘柄数は1292、変わらずは63銘柄だった。

きょうの東京市場は方向感が定まらないなかも日経平均は頑強な値動きをみせた。朝高後に値を消し前引け時点ではマイナス圏にあったが、後場寄りに買いを集めプラス圏に切り返し、その後は上値も重い展開ながら売り物をこなし、大引けは前日の終値を上回って着地した。前日の米株市場でNYダウが3日続落したことや、原油市況で記録的な下落が続いていることを受け、リスク回避の流れが意識される環境にあった。しかし、前日に日経平均は急落して値ごろ感が出ていたことに加え、決算発表を絡め好業績銘柄中心に下値では押し目買いが厚く、全体相場を支える格好となった。取引時間中に発表された中国の10月の小売売上高が冴えなかったほか、中国株や香港株も軟調に推移したが、影響は限定的だった。全体売買代金はやや盛り上がりを欠いている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの売買代金をこなし大幅高に買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も商いを膨らませ堅調。トヨタ自動車<7203>が上値追い、SUMCO<3436>も物色人気となった。キャリアインデックス<6538>がストップ高となり、東京精密<7729>、RS Technologies<3445>も一時値幅制限いっぱいに買われる人気となった。朝日インテック<7747>、オプトラン<6235>なども出来高を伴い大きく値を上げた。

半面、ファーストリテイリング<9983>が下落、キーエンス<6861>も軟調。リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。平田機工<6258>、ジェイリース<7187>、メディカル・データ・ビジョン<3902>がストップ安に売られ、TATERU<1435>も大幅続落。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>、ブイキューブ<3681>も大幅安となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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