<動意株・20日>(大引け)=ダイヤモンドHD、技研製作所、キャリアインデックスなど

材料
2018年11月20日 15時10分

ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>=ストップ高。同社は19日の取引終了後、子会社のダイヤモンド電機が再建中の田淵電機<6624>が行う第三者割当増資を引き受け、田淵電機を孫会社化すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。ダイヤモンド電機は、田淵電機が実施する6382万9787株の第三者割当増資を1株47円で引き受ける。払込期間は19年1月25日。これにより、ダイヤモンド電機の議決権所有割合は66.90%になる予定だ。なお、田淵電機は調達資金約30億円を構造改革式や設備投資資金、運転資金などに当てる方針。

技研製作所<6289>=全体下げ相場に抗して反発。10月中旬を境に一気に水準を切り上げ、今月8日には4045円の上場来高値をつけたが、調整一巡後に再び最高値街道への復帰をうかがう。老朽化の進む社会インフラの補修需要は膨大であり、安倍政権でも第2次補正では「国土強靭化」を看板に掲げ、国策として橋梁やトンネルなどの補修・修繕に傾注する動きにある。そのなか、同社は油圧式杭圧入引抜機のトップメーカーで護岸耐震補強や防災関連工事に絡む高水準の案件を確保、今後も杭圧入機「サイレントパイラー」を主軸に収益を伸ばす公算が大きい。19年8月期は2ケタ増収見通しで、利益面でも営業利益段階で7%増益を見込んでいる。

キャリアインデックス<6538>=全体下げ相場に逆行し5連騰。ネット上で求人情報を取り扱うが、複数の求人ポータルサイトを一つにまとめて提供しているのが特長で、製造業向けを中心に派遣やアルバイトの応募が拡大しており、応募数に連動した成果報酬型課金で収益を伸ばしている。18年4~9月単独決算は、売上高12億300万円(前年同期比8.2%増)と増収を確保し、販管費抑制も効いて営業利益は4億5600万円(同28.2%増)と大幅な伸びを達成している。株価は25日移動平均線を足場に前日まで4連続陽線で一気に水準を切り上げており、短期値幅取りを狙った資金の流入を誘っている。

不二製油グループ本社<2607>=大幅高で3日続伸。同社は19日取引終了後に、業務用チョコレート製造を手掛ける米ブロマーチョコレートカンパニーを完全子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。同社は今後、得意とする油脂技術をブロマー社に提供するほか、原料調達面の統合などによってグループのチョコレート事業の強化を図り、またグループが持つ他の製品群の投入などを通じてブロマー社が持つ北米市場の幅広い顧客に販売していくことを目指す。なお、同社は創業者一族から全株式を19年1月に取得する予定で、取得価額は株式取得実行時の調整価格を実施した金額になるとしている。

ウインテスト<6721>=続伸。同社は19日の取引終了後、新規中国顧客から量産向け評価開発装置としてLCDドライバIC検査装置「WTS-577」および周辺装置を受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。受注金額は約7000万円で、19年7月期の売り上げ計上を予定しているという。なお、業績見通しは予想が可能になった段階で発表するとしている。

KYCOMホールディングス<9685>=連日のストップ高。投資マネーの集結で需給相場の様相を強めており、株価は今月に入り既に2倍以上に大化けした。あらゆるものをネットで接続するIoTや人工知能(AI)の普及加速を背景に企業のクラウド型投資が加速、同社の収益環境に追い風をもたらしている。システム開発は官公庁向けでも強さを発揮している。また同社はレンタカー事業も展開するが、足もと好調で売り上げに寄与している。レンタカー事業から派生させた走行データ分析なども新規事業に発展する可能性がある。株式需給面では信用買い残が枯れた状態で上値の軽さが意識されている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2018年11月20日 15時11分

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