東京株式(前引け)=反落、米株高も連騰疲れで利食い優勢に
4日前引けの日経平均株価は前営業日比155円89銭安の2万2418円87銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は6億5712万株、売買代金概算は1兆1185億1000万円。値上がり銘柄数は300、対して値下がり銘柄数は1748、変わらずは69銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、朝方は売り買いを交錯させていたが、その後次第に売り優勢となり日経平均は一貫して下げ幅を広げる展開となった。米国が中国製品への関税引き上げを90日間猶予することを決めたことで、米中貿易摩擦問題に対する投資家の不安心理が後退しているが、前日まで日経平均は7連騰で東証1部の騰落レシオも過熱領域とされる120%台を上回っていたこともあって、目先利益確定売りが表面化した。
個別では任天堂<7974>が大きく値を下げたほか、昭和電工<4004>も軟調。キーエンス<6861>、ファナック<6954>も値を下げた。東海カーボン<5301>が売られ、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も安い。ディー・エル・イー<3686>が急落、IDOM<7599>も大幅安。半面、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>が底堅い動きをみせ、HOYA<7741>も買い優勢、トリケミカル研究所<4369>が大幅続伸、グレイステクノロジー<6541>も高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)