米株下げ渋りでも反発期待高まらず/後場の投資戦略

市況
2018年12月11日 12時21分

日経平均 : 21100.30 (-119.20)

TOPIX  : 1572.98 (-16.83)

[後場の投資戦略]

10日の米NYダウが急ピッチの下げ渋りを見せたことで、本日の東京市場では自律反発への期待も広がったが、買いは続かなかった。ソフトバンクGなどの値がさ株が日経平均を下支えしたものの、東証1部の値下がり銘柄は全体の8割に上り、日経平均の下落幅以上に相場の地合いが悪いことが窺われる。中国・華為技術(ファーウェイ)の幹部逮捕による米中対立の激化懸念、英国の政局混迷やEUからの合意なき離脱への懸念など、外部環境の不透明要因が多く、輸出関連株を中心に積極的な買いは手掛けづらい。また、先週から日米の株価変動が大きくなっていることも警戒感につながっているとみられる。

アジア株が比較的落ち着きを見せていることに加え、後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が浮上し、日経平均の下支えとなるだろう。しかし、目先は10月安値(20971.93円、取引時間中)水準まで調整する場面も出てくると警戒しておく必要があるかもしれない。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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