明日の株式相場見通し=買い優勢の展開に、投資家の不安心理やや改善

市況
2018年12月12日 17時26分

あす(13日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価の大幅上昇で心理的フシ目とされる2万1500円を上回ってきたこともあり、投資家の不安心理がやや改善されて買い優勢の展開となりそうだ。

市場関係者からは「きょうは、東京株式市場の取引開始前に、カナダの裁判所が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)の保釈を許可したと伝えられ、米中貿易摩擦の緩和を期待した買いが優勢となった。ほぼ全面高商状となったが、なかでも精密機器、電機といった輸出関連の主力銘柄の戻りの強さが目立った」との見方が出ていた。

12日の東京株式市場は、株価指数先物主導で買い戻しが優勢となり、一貫して下値を切り上げる展開となった。日経平均株価終値は、前日比454円73銭高の2万1602円75銭と3日ぶりに大幅反発し、2万1600円台を回復した。

日程面では、塗料、表面処理剤、塗装関連機器・設備、意匠・保護フィルムなどの販売および電気・電子部品などの販売ならびに、それらに付帯する各種工事の請負および設計・監理を手掛けるオーウエル<7670>が東証2部に、リフォーム事業(外壁材の製造、販売、卸、施工、並びに総合リフォーム)のFUJIジャパン<1449>が札証アンビシャス市場にそれぞれ新規上場する。

このほかに、19年度与党税制改正大綱決定、11月の投資信託概況、11月の都心オフィス空室率に注目。海外では、EU首脳会議(14日まで)、欧州中央銀行(ECB)理事会が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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