本日注目すべき【好決算】銘柄 ミサワ、グッドコムA、アセンテック (12日大引け後 発表分)

注目
2018年12月13日 7時01分

12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ミサワ <3169>   ★今期経常を35%上方修正、初配当5円実施

◆19年1月期の連結経常利益を従来予想の1億8100万円→2億4400万円に34.8%上方修正。家具・インテリア雑貨などの新商品の販売が好調なことに加え、ECサイトのリニューアル効果もあり、売上高が計画を上回ることが寄与。好採算品の販売を強化したほか、業務効率の向上やコスト削減も上振れに貢献する。

業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当は初配当5円を実施する方針とした。

菊池製作 <3444> [JQ]  ★今期最終を15倍上方修正・11期ぶり最高益更新へ

◆19年4月期の連結最終利益を従来予想の5200万円→7億8000万円に15倍上方修正し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。12月21日に新規上場する自律制御システム研究所 <6232> [東証M]の保有株売却に伴い、株式売却益10.9億円が発生することが最終利益を大きく押し上げる。試作・金型製品や量産製品の販売が堅調で売上高も計画を上回る見通し。

グッドコムA <3475>   ★今期経常は4%増で2期連続最高益、12円増配へ

◆18年10月期の連結経常利益は前の期比91.1%増の15.6億円に拡大して着地。続く19年10月期も前期比3.8%増の16.2億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の投資マンションの販売戸数が868戸(前期は626戸)と大幅に増加し、37.8%の増収を見込む。国内不動産販売会社向けの採算悪化などを背景に増益率は1ケタにとどまる。

併せて、今期の年間配当は前期比12円増の47円に増配する方針とした。予想PERが11.2倍→10.4倍に低下する一方、配当利回りは2.95%に上昇し、割安感が強まった。

アセンテック <3565> [東証M]  ★今期経常を6期ぶり最高益に23%上方修正、配当も4円増額

◆19年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億1000万円→3億8000万円に22.6%上方修正。増益率が15.7%増→41.8%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。テレワーク導入やセキュリティ対策需要の増加を背景に、仮想デスクトップの導入案件が想定より増える。また、先進の仮想化インフラ製品や国内大手クラウド事業者向けITインフラの継続受注なども寄与し、売上高が計画を17.4%も上回ることが利益を押し上げる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→14円(前期は10円)に大幅増額修正した。

理研グリン <9992> [JQ]  ★前期経常を36%上方修正

◆18年10月期の連結経常利益を従来予想の4億円→5.4億円に36.3%上方修正。主力の除草剤や産業用剥離・コーティング剤の販売が堅調に推移するなか、利益率の高い自社製品などの販売増加や原価低減が寄与し、採算が大きく改善した。

予想PERが10.6倍→6.9倍に急低下し、割安感が強まった。

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