13日の株式相場見通し=買い優勢の展開に、米株高も追い風に

市況
2018年12月13日 8時49分

13日の東京株式市場は、きのうの日経平均株価の大幅上昇で心理的フシ目とされる2万1500円を上回ってきたこともあり、投資家の不安心理がやや改善されて買い優勢の展開が予想される。また、前日の米株式市場で、NYダウ平均株価が反発したことも好感されそうだ。13日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=113円20銭台での推移となっている

12日の米株式市場では、米中貿易摩擦への緩和期待が高まり、NYダウ平均株価は前日比157.03ドル高の2万4527.27ドルと反発した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12日、トランプ政権が問題視する中国のハイテク産業振興戦略「中国製造2025」について、中国側が見直しを検討していると報じた。これに伴い、NYダウ平均株価は、一時、前日比450ドル高を超える場面もあった。個別銘柄では、キャタピラー、ボーイングなど中国での売上比率の高い銘柄が買われ、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、マイクロン・テクノロジー、ネットフリックスも上昇した。半面、ベライゾン・コミュニケーションズ、エクソンモービル、ゼネラル・エレクトリックは売られた。ナスダック総合株価指数は、前日比66.481ポイント高の7098.312と3日続伸した。

日程面では、塗料、表面処理剤、塗装関連機器・設備、意匠・保護フィルムなどの販売および電気・電子部品などの販売ならびに、それらに付帯する各種工事の請負および設計・監理を手掛けるオーウエル<7670>が東証2部に、リフォーム事業(外壁材の製造、販売、卸、施工、並びに総合リフォーム)のFUJIジャパン<1449>が札証アンビシャス市場にそれぞれ新規上場する。

このほかに、19年度与党税制改正大綱決定、11月の投資信託概況、11月の都心オフィス空室率に注目。海外では、EU首脳会議(14日まで)、欧州中央銀行(ECB)理事会が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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