明日の株式相場見通し=株価指数先物主導で続伸も上値重い、景気敏感株に売り継続も
あす(18日)の東京株式市場は、全般に薄商いながら株価指数先物主導の買いが継続し、日経平均株価は続伸歩調となりそうだ。ただ、鉄鋼、非鉄、海運など景気敏感セクターの銘柄は継続売りされる可能性があり、上値は限定的となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、やや変則的な内容となった。前週末の14日に400円を超える急落となった反動で、日経平均は株価指数先物主導の買いで132円高となった。ただ、東証1部の値上がり銘柄数は648にとどまり、値下がり銘柄数1420(変わらずは60銘柄)の半分以下にとどまった。また、東証1部の売買代金は2兆651億円と、9月10日以来約3カ月ぶりの低水準となった。また、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が1銘柄で日経平均を37円分押し上げている」との見方が出ていた。
週明け17日の東京株式市場は、日経平均が朝方は前週末終値近辺でもみ合ったものの、その後は上げ幅を広げ、2万1000円台後半で強い動きを続けた。日経平均株価終値は、前週末比132円05銭高の2万1506円88銭と反発した。
日程面では、ビッグデータ・人工知能(AI)を活用したソリューション提供及びAI製品(AIモジュールを含む)を提供するテクノスデータサイエンス・エンジニアリング<7046>が東証マザーズ市場へ、建築構造物の解体工事並びにそれに付随する各種工事の施工監理を手掛ける田中建設工業<1450>が東証ジャスダック市場にそれぞれ新規上場する。
このほかでは、出光興産<5019>と昭和シェル石油<5002>が19年4月1日の経営統合を、それぞれの臨時株主総会で承認する点に注目。海外では、FOMC(19日まで)、米11月の住宅着工件数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)