大幸薬品 Research Memo(1):2019年3月期第2四半期は、感染管理事業が大幅に伸長し増収増益

特集
2018年12月19日 11時35分

■業績動向

大幸薬品<4574>は、「正露丸」「セイロガン糖衣A」を中心とする医薬品事業と、ウイルス除去・除菌・消臭製品「クレベリン」シリーズを中心とした感染管理事業を展開している。

●2019年3月期第2四半期の業績概要

2019年3月期第2四半期は、売上高が3,825百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益が644百万円(同28.1%増)、経常利益が603百万円(同57.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が448百万円(同62.3%増)と増収増益となった。

売上高に関しては、医薬品事業の減収を感染管理事業が補った。国内医薬品事業の売上高は2,046百万円(前年同期比1.8%減)と微減。前年同期に新発売した「正露丸クイックC」の初期出荷があったため、反動減が影響した。海外医薬品事業の売上高は453百万円(同18.5%減)。香港市場向け等で出荷時期の変更があり減収となった。ただし、2019年3月期中の出荷予定に変わりはなく、この影響は期末までに取り戻せる見込みである。

感染管理事業の売上高は、1,315百万円(前年同期比34.3%増)と大幅増収。2018年はクレベリン製品のデザインリニューアルを行い、それに伴う販促強化により店頭の陳列スペースが拡大したことが出荷拡大の要因である。

売上総利益は増収効果等で増加。売上総利益率も感染管理製品の増産効果等により改善した。販管費は、マーケティング部門の人員強化や京都工場製造試験費用等により増加したが伸び率は低かった。結果として、営業利益を始めとする各利益は大幅な増益となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.