【↑】日経平均 大引け| 6日ぶり反発、急落の反動による押し目買いが優勢 (12月26日)

市況
2018年12月26日 16時10分

日経平均株価

始値  19302.59

高値  19530.35(09:45)

安値  18948.58(14:11)

大引け 19327.06(前日比 +171.32 、 +0.89% )

売買高  13億8826万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆2883億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は6日ぶり反発、前日までの急落の反動で押し目買い優勢に

2.上値も重く、米株価指数先物の軟調を横目に途中マイナス圏に沈む場面も

3.引け際に大口のインデックス買いで水準を切り上げ、後場の高値圏で着地

4.海外投資家など市場参加者不足で売買代金2兆3000億円弱にとどまる

5.33業種中30業種が高く、値上がり銘柄数は東証1部の86%を占める

■東京市場概況

前日の米国市場は、クリスマスの祝日のため休場だった。

東京市場では、前日までの急落の反動で目先リバウンド狙いの押し目買いが優勢となった。日経平均株価は途中戻り売りに押され前日終値を下回り1万8000円台で推移する場面もあったが、後半に持ち直す形となった。

26日の東京市場は、前日の欧米株市場が休場で手掛かり材料難のなかも、目先筋の投げが一巡したことや、為替が円安方向に振れたこともあって主力株をはじめ広範囲に買い戻された。後場に入ると軟調な米株価指数先物の動きを横目に上値の重さを嫌気した短期筋の売りが出て、日経平均は一時マイナス圏に沈む場面もあったが、後半は再び買いが厚くなった。引け際に大口のインデックス買いが入り日経平均は一段高、後場の高値圏で引けた。業種別では33業種中、30業種が高くなり、個別ベースでも値上がり銘柄数が全体の86%を占めた。配当落ち分の約36円を考慮すると実質200円強の上昇となった。ただ、東証1部の売買代金は海外投資家など市場参加者が少なかったこともあり、2兆3000億円弱にとどまっている。

個別では、任天堂<7974>、ソニー<6758>がしっかり、キーエンス<6861>も高い。東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>なども堅調。双信電機<6938>がストップ高に買われ、シンクロ・フード<3963>、あさひ<3333>、ヴィンクス<3784>なども値を飛ばした。神戸物産<3038>が物色人気となったほか、シグマクシス<6088>、バロックジャパンリミテッド<3548>なども大きく上値を追った。サニックス<4651>、ピーエス三菱<1871>なども上昇した。

半面、ファーストリテイリング<9983>が売りに押され、JT<2914>も冴えない。SUMCO<3436>が軟調、すかいらーくホールディングス<3197>も下値模索となった。ストライク<6196>が急落、象印マホービン<7965>も大幅安。ブロードリーフ<3673>、enish<3667>が値を下げ、ムゲンエステート<3299>、マイネット<3928>も安い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、テルモ <4543> 、東エレク <8035> 、KDDI <9433> 、エーザイ <4523> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約63円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、ユニファミマ <8028> 、JT <2914> 、ブリヂストン <5108> 。押し下げ効果は約42円。

東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)空運業、(3)ガラス土石製品、(4)石油石炭製品、(5)サービス業。一方、下落は3業種のみで下落率の上位から(1)ゴム製品、(2)食料品、(3)保険業。

■個別材料株

△アドウェイズ <2489> [東証M]

サイバーのアメーバブログ商用利用開始に伴い「推奨ASP」に認定。

△まんだらけ <2652> [東証2]

11月の月次売上高が前年同月比8.0%増。

△神戸物産 <3038>

11月既存店売上高は3.3%増。

△アスコット <3264> [JQ]

21年9月期に営業利益20億円目指す中計を評価。

△あさひ <3333>

3-11月期(3Q累計)経常は15%増益・通期計画を超過。

△イグニス <3689> [東証M]

スマホ対応リアルタイムライブ配信アプリを来年リリース。

△エコモット <3987> [東証M]

処理能力を高めた新型エッジAIカメラを発売。

△オリンパス <7733>

深センの孫会社を売却。

△リテールPA <8167> [東証2]

アークス及びバローHDと資本・業務提携。

△日本プロセス <9651> [JQ]

今期経常を一転4%増益に上方修正。

▼ストライク <6196>

9-11月期(1Q)経常は1%減益で着地。

▼象印 <7965>

今期経常は3%減益へ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)双信電機 <6938> 、(2)プロパティA <3464> 、(3)ランド <8918> 、(4)川西倉 <9322> 、(5)シンクロ <3963> 、(6)ダブスタ <3925> 、(7)トップカルチ <7640> 、(8)あさひ <3333> 、(9)ジェイリース <7187> 、(10)APカンパニ <3175>

値下がり率上位10傑は(1)ストライク <6196> 、(2)象印 <7965> 、(3)ラックランド <9612> 、(4)ナガイレーベ <7447> 、(5)Sサイエンス <5721> 、(6)フルテック <6546> 、(7)内外トランス <9384> 、(8)ノムラシス <3940> 、(9)ブロドリーフ <3673> 、(10)enish <3667>

【大引け】

日経平均は前日比171.32円(0.89%)高の1万9327.06円。TOPIXは前日比15.92(1.12%)高の1431.47。出来高は概算で13億8826万株。東証1部の値上がり銘柄数は1831、値下がり銘柄数は254となった。日経ジャスダック平均は3090.44円(54.77円高)。

[2018年12月26日]

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