東京株式(大引け)=195円高、円安とアジア株高を受け上値追い継続

市況
2019年1月15日 15時47分

3連休明けとなった15日の東京株式市場は、前日の米株安もドル・円相場が円安方向に振れたことなどを背景にリスクを取る動きが継続した。

大引けの日経平均株価は前週末比195円59銭高の2万555円29銭と続伸。東証1部の売買高概算は13億4582万株、売買代金概算は2兆4613億9000万円。値上がり銘柄数は1479、対して値下がり銘柄数は577、変わらずは72銘柄だった。

きょうの東京市場は寄り付きこそ安く始まったが下値は堅く、その後は次第に買いが優勢となった。前日の米国株市場では中国景気減速懸念などを背景にNYダウなど主要指数が安かったものの、外国為替市場で取引時間中に1ドル=108円台後半まで円安が進んだことがフォローの風となった。また、中国政府の経済対策への期待感も加わり、上海株や香港株などアジア株が上昇、これを横目に円安に呼応する形で先物を絡めたヘッジファンド筋の買い戻しなどが寄与した。業種別には機械株や電気・精密セクターなどが上昇を牽引、東証1部全体の7割の銘柄が高くなった。売買代金も連休明けにしては厚みがあり、ファーストリテ1銘柄で日経平均を72円も押し下げたが、それでも200円近い上昇でフシ目の2万500円台を上回って着地した。

個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が大きく水準を切り上げたほか、トヨタ自動車<7203>も堅調。日立製作所<6501>、ソニー<6758>なども買いを集めた。オリンパス<7733>がストップ高で異彩を放った。IDOM<7599>が物色人気となり、フィックスターズ<3687>も値を飛ばした。いちご<2337>、コシダカホールディングス<2157>が大幅高、タマホーム<1419>、新日本科学<2395>も急速に上値を追った。

半面、ファーストリテイリング<9983>が大幅安、ピジョン<7956>も軟調。セコム<9735>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>などが売り込まれ、東京電力ホールディングス<9501>など電力株も安い。三機サービス<6044>、システムインテグレータ<3826>は一時ストップ安となり、OSG<6136>も売られた。ネオス<3627>、MonotaRO<3064>なども値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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