「RPA」が上位にランクイン、バックオフィス業務効率化に向け導入加速<注目テーマ>

特集
2019年1月18日 12時23分

★人気テーマ・ベスト10

1 5G

2 サイバーセキュリティ

3 人工知能

4 量子コンピューター

5 バイオテクノロジー関連

6 全固体電池

7 キャッシュレス決済

8 再生医療

9 元号関連

10 RPA

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「RPA 」が10位となっている。

RPA は、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略で、ロボットによる業務自動化の取り組みのこと。主に人事や経理、総務、営業管理などバックオフィスの業務を自動化するシステムで、物理的なロボットが作業を支援するのではなく、人間の知能をコンピューター上で再現しようとする人工知能(AI)や、AIが反復して学ぶ「機械学習」といった技術を用いたソフトウエアによってホワイトカラー業務を代行することをいう。

業界団体の日本RPA協会では「RPAは人間の補完として業務を遂行できることから、仮想知的労働者(Digital Labor)として、2025年までに全世界で1億人以上の知的労働者、もしくは3分の1の仕事がRPA に置き換わると言われている」としている。

労働人口減少などによる慢性的な人手不足を背景に「働き方改革」が叫ばれるなか、業務効率の改善につながる技術としてRPAへの注目が高まっており、さまざまな業種で導入する動きが加速している。

関連銘柄として、まずアセンテック<3565>に注目したい。同社は17日、RPAの利用に適した自社企画商品「リモートPCアレイ50」の販売を開始したと発表した。また、RPAホールディングス<6572>子会社のRPAテクノロジーズとブレインパッド<3655>は昨年9月、RPA技術を用いてECショップ運営で発生する業務の自動化を支援する「EC業務支援パッケージ」を共同開発し、提供を開始している。

このほかに、業務自動化ソリューション「Robo-Pat」を展開するスターティア<3393>、17年9月からRPA導入支援サービスを始めたAGS<3648>、自動ロボを展開して、RPA業務自動化ソリューションを提供しているアイティフォー<4743>、17年11月からRPAソリューション「WinActor」の取り扱いを開始したバーチャレクス・ホールディングス<6193>にも注目したい。

更に、昨年2月に対話型AIエンジン「MZbot」を正式リリースした豆蔵ホールディングス<3756>、グループ会社がAI技術を自然言語処理に応用してホワイトカラーの労働生産性向上に取り組んでいるブロードバンドタワー<3776>、RPA導入・定着化支援サービスのコムチュア<3844>、RPAと連携したサービスを提供しているインフォコム<4348>、RPAやAIなどを活用して働き方改革を促進支援するエル・ティー・エス<6560>、基幹業務パッケージ「ZeeM」を手掛けるクレオ<9698>などにも商機が広がりそうだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.