話題株ピックアップ【夕刊】(3):JMC、エクストリム、KYCOM

注目
2019年1月22日 15時19分

■JMC <5704>  1,685円  +73 円 (+4.5%)  本日終値

JMC<5704>が大幅高。同社は3Dプリンターを使った試作品製造及び砂型鋳造による樹脂・金属製品生産を手掛ける。鋳造は軽量化の進む自動車や電気自動車(EV)向け部品が増勢、3Dプリンターによる生産受託やCT検査装置の受託も業績に寄与している。昨年11月、フルカラー3Dプリンターの販売でミマキエンジニアリング<6638>と販売業務提携するなどで展開力が増した。また、株式需給面では昨年12月末の株主を対象に1株を2株にする株式分割を実施、実質新年取引から流動性が高まり、投資資金を呼び込みやすくなっている。

■エクストリーム <6033>  3,790円  +155 円 (+4.3%)  本日終値

エクストリーム<6033>が高い。同社はきょう、昨年8月から中国をはじめとして世界展開を行っているスマートフォン版「ラングリッサー」の韓国版の配信が決まったと発表。配信時期は19年春を予定。韓国版のマーケティングは、現地の大手ゲーム会社の協力のもと行うとしている。

■KYCOM <9685>  496円  +19 円 (+4.0%)  本日終値

KYCOMホールディングス<9685>が反発。全体相場は東証1・2部、新興市場を問わず利益確定の売り圧力が強まっている。そのなか、同社株は前日に目先筋の利食いで下げたものの75日移動平均線近辺で売り物を枯らし、戻り足に転じている。システム受託開発を手掛け通信や公共分野で強みを発揮する。IoTや人工知能(AI)の普及を背景とした旺盛な企業のIT投資需要を取り込み、新規契約件数を伸ばしている。19年3月期営業利益は前期比83%増益を見込むなど高変化率が際立つ。

■細谷火工 <4274>  753円  +28 円 (+3.9%)  本日終値

細谷火工<4274>が動意含みだ。昨年末以来、石川製作所<6208>がじりじりと下値を切り上げるなど、防衛関連株に静かに物色資金が向かっている。元徴用工らへの賠償問題などを巡り韓国と日本の関係が悪化するなか、昨年12月下旬に海上自衛隊の哨戒機が韓国の駆逐艦からレーダー照射をされるなど、有事リスクへの思惑がくすぶっている。細谷火工は防衛関連株のなかでも値運びの速さで群を抜いており、ここにきて上値の抵抗ラインとなっていた26週移動平均線を上回りつつあることで、にわかに注目度が高まっているようだ。

■エクセル <7591>  2,121円  +74 円 (+3.6%)  本日終値

エクセル <7591> が大幅反発。旧村上ファンド関係者が運営するC&Iホールディングスが21日付で財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出。報告書によれば、C&Iホールディングスと共同保有者のエクセル株式保有比率は34.49%→35.53%に増加したことが判明した。投資目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としており、株主還元の強化などを期待する買いが向かったようだ。

■日本サード・パーティ <2488>  773円  +26 円 (+3.5%)  本日終値

日本サード・パーティ<2488>は切り返し急。同社は外資系主体にIT企業の保守点検を主力業務としており、ここ急速に企業の導入が進むRPA(AIを活用した業務の自動化)分野などでも積極展開を図っている。21日取引終了後、三菱総研DCSと、対話AIエンジンとヒューマノイドロボットを活用したコミュニケーションロボットサービス提供に向け、国内複数の施設において共同実証実験を開始することを発表、これを手掛かり材料に人気を集めた。

■インターアクション <7725>  1,972円  +52 円 (+2.7%)  本日終値

インターアクション<7725>が反発。米ブラックロックの日本法人ブラックロック・ジャパンが21日付で財務省に提出した大量保有報告書によると、ブラックロックと共同保有者のインターアクション株式の保有比率は5.15%と、新たに5%を超えたことが判明。これが株価の刺激材料となった。同社は光原装置メーカーで、IoT関連事業におけるCCD及びCMOSイメージセンサー向け検査用光源装置や、瞳モジュールの引き合いが旺盛、19年5月期営業利益は前期比4割強の伸びを見込んでいる。

■デルタフライ <4598>  3,000円  +55 円 (+1.9%)  本日終値

Delta-Fly Pharma<4598>は4日続伸。同社は21日の取引終了後、開発中の抗がん剤候補化合物DFP-14927について、米国食品医薬品局(FDA)によるIND(臨床試験用の新医薬品)の安全性審査が完了し、米国での第1相臨床試験の実施が許諾されたと発表した。DFP-14927は、開発中の急性骨髄性白血病治療薬DFP-10917(第3相臨床試験中)に、三洋化成工業<4471>との共同開発契約に基づいたポリエチレングリコールを結合させて機能化した化合物。今回の第1相試験実施許諾を受けて同社では、米国MDアンダーソンがんセンター(テキサス州)において、膵がん及び胃がんを含む消化器がん患者を対象に第1相臨床試験を開始する予定だ。また、この臨床試験とは別に、骨髄異形成症候群を含む血液がん患者への可能性も検討するとしている。

■リボミック <4591>  430円  +10 円 (+2.4%)  本日終値

21日に発表した「新薬開発で米教授とコンサル契約」が買い材料。「RBM-007」を用いた加齢黄斑変性症治療薬開発に関して、ワシントン大学医学部教授のラジェンドラ・アプテ博士とコンサルティング契約を締結。

●ストップ高銘柄

タツミ <7268>  386円  +80 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値

AmidAH <7671>  2,181円  +400 円 (+22.5%) ストップ高   本日終値

ユークス <4334>  607円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値

ベストワンドットコム <6577>  7,650円  +1,000 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値

ETFS白金 <1674>  9,770円  -20 円 (-0.2%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

富士ソSB <6188>  804円  -300 円 (-27.2%) ストップ安   本日終値

ETFSパラ <1675>  11,200円  -210 円 (-1.8%) ストップ安売り気配   本日終値

以上2銘柄

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