【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、手掛かり材料難で見送りムード (1月22日)

市況
2019年1月22日 16時12分

日経平均株価

始値  20770.06

高値  20805.93(09:01)

安値  20558.30(12:57)

大引け 20622.91(前日比 -96.42 、 -0.47% )

売買高  10億1093万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆7310億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり反落、手掛かり材料乏しく薄商いで見送りムードに

2.前日の米株休場で欧州株は軟調、取引時間中は中国などアジア株も下落

3.IMFの経済見通し下方修正受けグローバル景気減速への警戒感が再燃

4.電機や機械セクターなどに売り、小売などディフェンシブの一角は堅調

5.市場参加者少なく、売買代金は1兆7000億円台と5ヵ月ぶり低水準

■東京市場概況

前日の米国市場では、キング牧師生誕記念日のため休場だった。

東京市場では、朝方は買いが先行したものの手掛かり材料に欠けるなか、寄り後ほどなくして日経平均株価はマイナス圏に沈んだ。

22日の東京市場は、前日の米国株市場が休場であったことから手掛かり材料難で軟調だった。欧州株安を受け買い気に乏しく、外国為替市場では朝方に1ドル=109円台後半と円安水準をキープしたものの、取引時間中は中国・上海株や香港株が下落したことを横目に目先筋の利益確定売りが相次いだ。IMFが世界経済見通しを下方修正したことなどで世界景気の減速が改めて意識され、電機や機械、鉄鋼セクターなどに売りがかさんだ。なお、為替も後場は円高傾向を強め、輸出主力株への逆風が強まった。小売や水産、食料品などディフェンシブ株の一角が強さをみせたものの、全般は地合い悪が顕著で全体の7割近い銘柄が値を下げている。また、外国人投資家の参戦が限られたことで、東証1部の売買代金は1兆7000億円台と約5ヵ月ぶりの低水準だった。

個別では、トヨタ自動車<7203>が冴えず、日本電産<6594>、ソニー<6758>も軟調、ファナック<6954>キーエンス<6861>も下値を探った。コマツ<6301>、SMC<6273>も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や第一生命ホールディングス<8750>も売りに押された。Gunosy<6047>が大幅安、ワタベウェディング<4696>も急反落。シャープ<6753>、ZOZO<3092>、千代田化工建設<6366>も下落した。

半面、武田薬品工業<4502>がしっかり。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が高く、良品計画<7453>も買いが優勢。クボテック<7709>がストップ高に買われたほか、日本モーゲージサービス<7192>は値幅制限上限で大引けまで張りついた。ワイヤレスゲート<9419>が値を飛ばし。新明和工業<7224>、ディップ<2379>も物色人気。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、セブン&アイ <3382> 、コナミHD <9766> 、キッコマン <2801> 、丸井G <8252> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約27円。うち16円はユニファミマ1銘柄によるもの。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファナック <6954> 、ファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、TDK <6762> 、ヤマハ <7951> 。押し下げ効果は約44円。

東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)小売業、(4)水産・農林業、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)金属製品、(3)鉄鋼、(4)電気機器、(5)機械。

■個別材料株

△デジアーツ <2326>

都市大等々力が「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を採用。

△ディップ <2379>

立花証券が投資判断「強気」でフォロー。

△Jストリーム <4308> [東証M]

YouTube登録代行サービスを提供開始。

△パートナーA <6181> [東証M]

「スマ婚」を展開するメイション買収。

△ザイン <6769> [JQ]

前期最終を4.8倍上方修正。

△MSOL <7033> [東証M]

高齢者会話メソッド提供企業と資本・業務提携へ。

△日本モゲジS <7192>

今期配当25円増額、株主優待制度を拡充。

△新明和 <7224>

400億円の自社株TOBを実施、配当8円増額へ。

△エクセル <7591>

旧村上ファンド系が保有株35%超に買い増し。

△東テク <9960>

19年3月期業績の増額修正。

▼ZOZO <3092>

会員制サービスの見直しが伝わる。

▼富士ソSB <6188> [東証2]

誤請求発生の可能性を発表。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)クボテック <7709> 、(2)日本モゲジS <7192> 、(3)ワイヤレスG <9419> 、(4)東テク <9960> 、(5)アイロムG <2372> 、(6)CTS <4345> 、(7)新明和 <7224> 、(8)ファインデ <3649> 、(9)広済堂 <7868> 、(10)MrMax <8203>

値下がり率上位10傑は(1)ワタベ <4696> 、(2)Gunosy <6047> 、(3)RSテクノ <3445> 、(4)シャープ <6753> 、(5)ZOZO <3092> 、(6)千代建 <6366> 、(7)ニッケ <3201> 、(8)GMOクラウ <3788> 、(9)ソラスト <6197> 、(10)アバント <3836>

【大引け】

日経平均は前日比96.42円(0.47%)安の2万0622.91円。TOPIXは前日比9.94(0.63%)安の1556.43。出来高は概算で10億1093万株。東証1部の値上がり銘柄数は573、値下がり銘柄数は1466となった。日経ジャスダック平均は3345.51円(13.88円安)。

[2019年1月22日]

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