22日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で3日ぶり反落、医薬品セクターに売り

市況
2019年1月22日 16時55分

22日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比30.81ポイント(1.18%)安の2579.70ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、32.33ポイント(1.18%)安の2701.32ポイントで取引を終えている。

戻り待ちの売りに押される展開。上海総合指数は昨日、節目の2600ポイント台を回復したばかりとあって目先の達成感が意識された。世界景気の減速も改めて警戒される。

業種別では、医薬品が安い。通化東宝薬業(600867/SH)が6.2%、健康元薬業集団(600380/SH)が4.7%、康美薬業(600518/SH)が3.3%ずつ値を下げた。李克強首相は21日、関係者を集めた座談会で「今年は成人病薬などの価格水準を引き下げる」などと発言。セクター全体の売り材料となっている。このほか消費関連株、インフラ関連株、運輸株、資源・素材株、自動車株、金融株なども下げが目立った。

半面、ハイテク株の一角はしっかり。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が7.1%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.6%高で引けた。上海拠点の不動産株も一角が物色される。上海市北高新(600604/SH)が3.3%上昇した。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が0.67ポイント(0.24%)安の277.44ポイント、深センB株指数が5.68ポイント(0.65%)安の863.20ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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