明日の株式相場見通し=決算発表を前に持ち高調整の売り、日経平均はもちあい弱含みの推移
あす(23日)の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料不足が想定されるなか、買い手控え姿勢が強まりそうだ。今週末から10~12月期決算の発表が本格化するのを前にして、リスク回避のために持ち高を調整する動きが顕在化しそうだ。日経平均株価は、もちあい弱含みの推移となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前日の米株式相場の休場で外国人投資家の参加が限定的となるなか、時間外取引での米株価指数先物の下落や、中国・上海総合指数の軟調を嫌気して、日経平均株価は3日ぶりに反落した。また、東証1部の売買代金は1兆7310億円と18年8月20日以来約5カ月ぶりの極端な低水準となった。主力大型株の多くは、見送り商状で軟調な値動きとなった」との見方が出ていた。
22日の東京株式市場は、寄り付きに買いが先行したものの、手掛かり材料に欠けるなか、ほどなくして日経平均はマイナス圏に沈んだ。日経平均株価終値は、前日比96円42銭安の2万622円91銭と3日ぶりに反落した。
日程面では、安倍首相がダボス会議に出席、日韓外相会談、黒田日銀総裁会見、1月の展望リポート、12月と18年の貿易統計、21日時点の給油所の石油製品価格、11月の全産業活動指数、12月の全国百貨店売上高に注目。海外では、米11月のFHFA住宅価格指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)