話題株ピックアップ【夕刊】(1):インソース、アウトソシン、エムスリー

注目
2019年1月28日 15時13分

■インソース <6200>  2,186円  +267 円 (+13.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

インソース <6200> が急騰。25日大引け後に発表した19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比28.2%増の3.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。講師派遣型研修の実施回数、公開講座の受講者数がともに増加したことが寄与。講師派遣型研修はスキルアップ研修、公開講座はメンタルヘルスやAI・RPAなどIT系が伸長した。上期計画の4.9億円に対する進捗率は64.1%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■PI <4290>  1,299円  +128 円 (+10.9%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

プレステージ・インターナショナル<4290>が急反発。前週末25日の取引終了後に発表した第3四半期累計(18年4~12月)連結決算が、売上高273億7900万円(前年同期比12.1%増)、営業利益31億9600万円(同11.7%増)、純利益23億500万円(同17.3%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。損保会社や自動車メーカーなどにロードサービスを提供しているロードアシスト事業が伸長したほか、分譲・賃貸マンションなどの一次修繕などを手掛けるプロパティアシスト事業が好調に推移し業績を牽引した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高360億円(前期比8.7%増)、営業利益47億円(同11.1%増)、純利益32億円(同9.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■HIOKI <6866>  4,155円  +385 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

日置電機 <6866> が急伸。25日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比29.4%増の34億円で着地。続く19年12月期も前期比17.0%増の39.8億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は自動車電装化や産業機械の高性能化に伴う設備投資需要の増加を背景に、主力の電子計測器などの販売が伸び、3期連続の増収増益を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比10円増の90円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■FFRI <3692>  3,690円  +135 円 (+3.8%)  本日終値

FFRI<3692>は続伸。日証金が25日、FFRI株について28日約定分から貸借取引の申込停止措置の解除および貸株利用等に関する注意喚起を実施すると発表した。 貸借取引の一部規制解除に伴って、売買の自由度が回復するとの見方から買いが優勢となったようだ。

■アウトソーシング <2427>  1,226円  +39 円 (+3.3%)  本日終値

アウトソーシング<2427>に継続的に買いが流入、全般軟調地合いのなかも5日移動平均線を絡めジリジリと水準を切り上げている。昨年12月に、外国人の新在留資格「特定技能」が新たに加わった改正出入国管理法が成立、今年4月からスタートする。過去最高を更新中の外国人労働者数は昨年10月末時点で前年と比較して14%増と2ケタ伸長し、初めて派遣社員の数を上回った。そうしたなか、外国人労働者向けビジネスを展開する人材サービス会社が注目を集めている。同社は製造請負や研究開発部門を主力に人材派遣を全国展開する。「管理業務の受託人員数は外国人実習生を中心に1万人規模」(国内中堅証券アナリスト)と大きく、海外での人材派遣でも実績を重ねている。18年12月期は営業利益段階で前期比22%増の138億円を見込むが上方修正期待が強く、さらに「19年12月期も成長が加速し185億円前後が見込まれる」(同)という。

■SHOEI <7839>  3,845円  +120 円 (+3.2%)  本日終値

SHOEI<7839>が急反発。前週末25日の取引終了後に発表した第1四半期(18年10~12月)連結決算が、売上高41億6000万円(前年同期比10.6%増)、営業利益8億6300万円(同16.8%増)、純利益5億8500万円(同16.1%増)と2ケタ営業増益だったことが好感された。欧州向けで昨年春に発売したモデルや19年新グラフィックモデルが好調だったことに加えて、北米市場で前期に販売代理店網を2代理店体制へと強化したことや、春のバイクシーズンに向けての在庫積み増しを行ったことなどが寄与した。なお、19年9月期通期業績予想は、売上高181億5000万円(前期比5.8%増)、営業利益34億4000万円(同7.9%減)、純利益23億9000万円(同7.3%減)の従来見通しを据え置いている。

■エムスリー <2413>  1,554円  +26 円 (+1.7%)  本日終値

エムスリー<2413>が続伸。25日の取引終了後に発表した第3四半期累計(18年4~12月)連結決算が、売上高836億7400万円(前年同期比22.0%増)、営業利益229億5800万円(同11.5%増)、純利益145億7400万円(同8.9%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。CRO(開発業務受託機関)事業の治験プロジェクトが順調に進展したエビデンスソリューション事業や、医師・薬剤師の転職者数の増加により業容が拡大したキャリアソリューション事業が好調に推移した。また、複数の新規ビジネスが急成長期に入りつつあるエマージング事業群も伸長し増益に貢献した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高1133億5000万円(前期比20.0%増)、営業利益317億2000万円(同15.4%増)、純利益209億6000万円(同15.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■KOA <6999>  1,500円  +20 円 (+1.4%)  本日終値

KOA<6999>は3日続伸。同社は25日大引け後に4~12月決算を発表した。4~12月期は売上高が前年同期比8.4%増の423億7500万円、営業利益が同2%増の43億9300万円で着地した。19年3月期について同社は営業利益が前期比3.7%減の55億4000万円になると計画している。減益の主因は中国の減速を懸念し、為替前提を1ドル=106円と保守的に立てた。足元為替が109円前後に推移していることに加え、車載向けチップ抵抗器も構造的に供給不足な状況にあることから、市場では「値上げ実施可能」とみており、2019年も値上げによる商品ミックスの改善が続くとの見方もある。SMBC日興証券は25日、19年3月期営業利益は前期比6.1%増の61億円と予想するなど、業績上振れ期待は強く株価は買い優勢にある。

■ユナイテッド <2497>  1,607円  +19 円 (+1.2%)  本日終値

ユナイテッド<2497>が反発。25日の取引終了後、NTTドコモ<9437>の「スゴ得コンテンツ」に提供している「脳トレゲームパック for スゴ得」の人気コンテンツ「まちがいさがし」を書籍化した「超超超超超超超超超超超超超超超超超超 むずかしすぎるまちがいさがし」の販売を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。同書籍は、よく見ないと発見できないような「超むずかしい」問題がたくさんまぎれているのが特徴。その「超むずかしい」問題を解くことで、今までにない楽しさや爽快感を感じることができるほか、自信にもつながるとしている。また、各ページには、まちがいさがしのコツやアタマを活性化させるために役立つ「天才になるヒケツ」も添付しており、子どもはもちろん、大人も楽しめる内容になっているという。

■西日本FH <7189>  1,001円  +9 円 (+0.9%)  本日終値

西日本フィナンシャルホールディングス<7189>が3日続伸。前週末25日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表の自社株買いでは、上限を120万株(発行済み株数の0.78%)、または10億円としており、取得期間は1月28日から3月末まで。株主への利益還元の充実と資本効率の向上を図るのが目的としている。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.