前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2019年2月7日 5時20分

■セガサミー <6460>  1,347円 (-182円、-11.9%)

東証1部の下落率トップ。セガサミーホールディングス <6460> が続急落。5日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を3900億円から3370億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を210億円から130億円(同26.6%減)へ、最終損益を120億円の黒字から15億円の赤字(前期89億3000万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。デジタルゲーム分野で既存主力タイトルが減衰傾向にあることに加えて、新作タイトルの投入時期が遅延したことや投入したタイトルが期待値を下回ったことなどが要因。また、遊技機事業で、型式試験における適合の取得が想定を下回ったことから、販売タイトル数・販売台数が当初の計画を下回る見込みとなったことも響くとしている。更に、子会社が保有するデジタルゲーム分野の固定資産の一部について減損損失を計上することも最終損益を悪化させる見通しだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4-12月)決算は、売上高2503億2100万円(前年同期比4.0%減)、営業利益119億2100万円(同53.5%減)、最終利益6億8100万円(同95.0%減)だった。

■あらた <2733>  3,890円 (-345円、-8.2%)

東証1部の下落率6位。あらた <2733> が続急落。5日取引の終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を7600億円から7550億円(前期比3.0%増)へ、営業利益を97億円から86億円(同2.9%減)へ、最終利益を65億円から64億円(同0.6%増)へ下方修正したことが嫌気された。上期に天候不順による季節商品の不振があったことに加えて、運賃の増加が利益を圧迫するとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4-12月)決算は、売上高5781億2500万円(前年同期比3.2%増)、営業利益69億2800万円(同横ばい)、最終利益52億800万円(同横ばい)だった。

■ニチレイ <2871>  2,743円 (-223円、-7.5%)

東証1部の下落率8位。ニチレイ <2871> が急反落。同社は5日に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.8%減の242億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の310億円→305億円(前期は306億円)に1.6%下方修正し、一転して0.5%減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の198億円→200億円(前期は190億円)に1.0%上方修正し、増益率が3.7%増→4.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■三菱総合研究所 <3636>  3,230円 (-245円、-7.1%)

東証1部の下落率10位。三菱総合研究所 <3636> が急反落。同社は2月5日大引け後に決算を発表。19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常損益は11.5億円の赤字(前年同期は5.4億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

■カルビー <2229>  3,250円 (-235円、-6.7%)

カルビー <2229> が急反落。5日取引終了後、19年3月期の連結業績予想の修正を発表しており、売上高を2550億円から2490億円(前期比1.0%減)へ、営業利益を295億円から269億円(同0.3%増)へ見直した。シリアル食品「フルグラ」の国内販売が伸び悩んだ。物流費の上昇や原材料価格の高騰も利益を押し下げた。アナリストからは「コスト上昇への対応が鈍い」ことを懸念視する声が出ている。株価は昨年来安値3245円まで売られたが、株価の反騰にはフルグラ事業の回復などが必要との見方が出ている。

※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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