三菱製鋼が大幅続落、北米子会社のばね販売減などで19年3月期業績予想を下方修正
三菱製鋼<5632>が大幅続落している。6日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を1340億円から1300億円(前期比9.5%増)へ、営業利益を35億円から13億円(同59.6%減)へ、純利益を16億円から7億円(同75.9%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
米国・カナダの鉄鋼輸入規制に起因した追加関税の影響などから北米子会社で生産混乱が生じ、ばね事業で販売が減少したことから売上高は想定を下回る見通し。これに加えて、室蘭コンビナートの素材供給量減少により減産影響とコストの増加が発生したことや、電極など副資材価格急騰によるコストアップ分の売価転嫁が遅れたことなどが利益を圧迫するという。
なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4~12月)決算は、売上高949億400万円(前年同期比8.1%増)、営業利益7億6300万円(同68.5%減)、最終損益1億7600万円の赤字(前年同期10億7600万円の黒字)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)