フルヤ金属が急反落、19年6月期営業利益予想を上方修正も材料出尽くし感強まる
フルヤ金属<7826>が急反落。7日の取引終了後、19年6月期の連結業績予想について、営業利益を36億6000万円から48億5600万円(前期比41.3%増)へ、純利益を25億4000万円から29億8000万円(同25.5%増)へ上方修正したが、前日まで好決算期待で上昇基調にあっただけに、材料出尽くし感から利益確定売りが出ているようだ。
売上高は229億円から209億8200万円(前期比1.0%減)へ下方修正したものの、ケミカル事業の有機EL向け化合物及び電極向け貴金属化合物の受注が好調に推移したほか、薄膜部門のスマートフォンなどのタッチパネル配線向け銀合金ターゲット及びHD向けルテニウムターゲットの受注が堅調だったことが利益を押し上げる。また、一部貴金属価格が上昇したことも寄与するとしている。
なお、同時に発表した第2四半期累計(18年7~12月)決算は、売上高111億200万円(前年同期比6.1%増)、営業利益29億6500万円(同2.1倍)、純利益17億6400万円(同77.9%増)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)