シンバイオ製薬---18年12月期は2ケタ増収、製品売上が増加

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2019年2月8日 11時34分

シンバイオ製薬<4582>は7日、2018年12月期決算を発表した。売上高が前期比11.4%増の38.35億円、営業損失が26.56億円(前期は39.47億円の損失)、経常損失が27.48億円(同39.76億円の損失)、当期純損失が27.52億円(同39.77億円の損失)となった。

当事業年度の売上高は、トレアキシンの製品販売等により、製品売上が前期比10.6%増加し全体で増収となった。一方、販売費及び一般管理費は、トレアキシンの注射剤、経口剤及びリゴセルチブの注射剤、経口剤の臨床試験の費用が発生したこと等により、研究開発費として18.32億円(前期比39.3%減)を、その他の販売費及び一般管理費として19.96億円(同1.8%増)を計上し、合計で38.29億円(同23.1%減)となり、各損失は減少した。

同社は2018年10月16日にトレアキシンの国内販売について自社による販売体制構築の準備を開始したことを発表した。2008年8月にエーザイ<4523>と締結した事業提携契約の満了が2020年12月に控えており、それ以降の事業展開において他社との事業提携を含めたあらゆる選択肢を検討してきたが、患者の利益及び事業価値の最大化をより高い次元で実現するには自社販売体制への移行が最善であるとの結論に至った。2021年初の自社販売体制への移行に向けて、あるべき組織体制と必要とされる人材の検討を重ね、システム構築と物流・流通インフラ整備についても綿密な投資計画の策定と実行を通じて、高品質の情報提供活動と製品供給体制を実現し、最重要経営課題である2021年度の黒字化とその後の収益の持続的拡大を目指して準備を進めていくとしている。

2019年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比16.4%増の44.65億円、営業損失が35.87億円、経常損失が36.12億円、当期純損失が36.16億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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