概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、景気テコ入れ期待が高まる流れ

市況
2019年2月12日 10時10分

【ブラジル】ボベスパ指数 94412.94 -0.98%

11日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比930.16ポイント安(-0.98%)の94412.94で取引を終えた。95498.94から93736.69まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。米中閣僚会議の再開に伴い、今後の展開を見極めたいとのムードが強い。また、ボベスパ指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感も引き続き強い。

【ロシア】MICEX指数 2510.22 +0.30%

11日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比7.40ポイント高(+0.30%)の2510.22で取引を終了した。2503.76から2521.82まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。ロシアのソブリン債が格上げられたことが支援材料。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8日、ロシアのソブリン債の格付けをこれまでの「Ba1」から「Baa3」に引き上げた。見通しは「ステーブル(安定的)」とした。政府の構造改革に伴う財政収支の改善などが評価された。

【インド】SENSEX指数 36395.03 -0.41%

11日のインドSENSEX指数は続落。前日比151.45ポイント安(-0.41%)の36395.03、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同54.80ポイント安(-0.50%)の10888.80で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジで推移した。自動車や製薬銘柄の下落が指数の足かせに。決算報告の悪化が圧迫材料となった。外部要因では、米中通商交渉の不透明感などが引き続き警戒された。また、欧州景気の減速懸念なども圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2653.90 +1.36%

春節(旧正月)連休明け11日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比35.66ポイント高(+1.36%)の2653.90ポイントと3日続伸した。約2カ月ぶりの高値水準を回復している

景気テコ入れ期待が高まる流れ。春節連休期間の国内消費は前年比8.5%増にとどまり、統計発表以来で初めて伸び率が1ケタ台となった。連休中の香港や海外の株安などを嫌気し小安くスタートしたものの、下値は固く、中盤から上げ幅を拡大している。

《FA》

提供:フィスコ

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