明日の株式相場見通し=利益確定売りで一服商状、先物主導で波乱展開継続も
あす(13日)の東京株式市場は、株価指数先物主導で波乱展開となりやすい地合いのなか、きょうの日経平均株価急反発への反動も想定されることから、利益確定の売りで一服商状となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、現地10日に米の一部ネットメディアが“3月中旬にも米中首脳会談が開催される可能性がある”と報じたことで両国貿易協議進展への期待感が高まったことや、きょう日本時間午前に“米与野党の議会指導部が、新たな予算で基本合意した”と伝えられたことで、米政府機関の再封鎖が回避されるとの判断から、株価指数先物主導で、日経平均寄与度の高い値がさ株を中心にほぼ全面高商状となった。更に、外国為替市場で一時、1ドル=110円台後半まで円安・ドル高が進行したことも買い支援材料となった」との見方が出ていた。
12日の東京株式市場は、寄り付き日経平均が高く始まった後、株価指数先物を絡めて上値追いを加速。後場はさらに一段高に買われ500円を超える上昇となった。日経平均株価終値は、前週末比531円04銭高の2万864円21銭と急反発した。
日程面では、1月の国内企業物価指数に注目。海外では、米1月の消費者物価指数、米12月の財政収支、英1月の消費者物価指数、国際エネルギー機関(IEA)石油市場リポートが焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)