【↓】日経平均 大引け| 小反落、売り買い交錯も利食いに押される (2月14日)
始値 21147.89
高値 21235.62(09:14)
安値 21102.16(09:30)
大引け 21139.71(前日比 -4.77 、 -0.02% )
売買高 13億4517万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2598億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は前日終値近辺でもみ合った後、結局利食いに押されて小反落
2.米株高と円安追い風も、前日まで2日で800円超上昇しており上値に重さ
3.明日までの日程で行われる米中閣僚級貿易協議の進捗を確認したいとの思惑
4.海外ヘッジファンドの先物へのショートカバー一巡でボラティリティも縮小
5.値上がり銘柄数が値下がり銘柄を上回り、TOPIXは小幅プラス圏で着地
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは117ドル高と続伸した。米政府機関の閉鎖回避への期待が強まったほか、米中通商協議が順調に進んでいるとの観測が浮上し買いが優勢となった。
東京市場では強弱感が対立し、日経平均株価は目先利益確定売りと押し目買いの動きが交錯し前日終値近辺で方向感に欠ける値動きに終始した。
14日の東京市場は、利益確定売り圧力が表面化し上値の重い展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが100ドルを超える上昇で続伸したほか、外国為替市場では1ドル=111円台に入るドル高・円安となったが、日経平均は前日までの2営業日で800円超の上昇をみせていたこともあって、利益確定の動きが優勢となった。米政府機関の再閉鎖が回避される方向となったことはポジティブ材料となったものの、全般はきょう、明日の日程で開催される米中閣僚級貿易協議の進捗を確認したいとの思惑が漂う。前日まで先物にショートカバーを入れていた海外ヘッジファンドも動きを止め、全体相場のボラティリティも縮小した。なお、東証1部の値上がり銘柄数は値下がりを上回り、TOPIXはプラス圏で引けている。売買代金は2兆2000億円台と減少した。
個別では、村田製作所<6981>、ファナック<6954>が軟調、リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。花王<4452>も冴えない。キャリアインデックス<6538>が一時ストップ安に売られ、アルバック<6728>、トレックス・セミコンダクター<6616>も急落。大商いをこなしたレオパレス21<8848>も株価は下値模索が続いている。石原産業<4028>も売られた。
半面、ソニー<6758>が堅調、ホンダ<7267>、SMC<6273>もしっかり。武田薬品工業<4502>、ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。アトラエ<6194>、ダブルスタンダード<3925>、じげん<3679>が値幅制限いっぱいに買われたほか、ルックホールディングス<8029>が活況高。東亜建設工業<1885>が値を飛ばし、KHネオケム<4189>も大幅高。オプトラン<6235>、新川<6274>なども値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、日東電 <6988> 、SBG <9984> 、オリンパス <7733> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約24円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファナック <6954> 、リクルート <6098> 、日産化 <4021> 、セコム <9735> 、TDK <6762> 。押し下げ効果は約38円。
東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)パルプ・紙、(3)建設業、(4)精密機器、(5)金属製品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)ゴム製品、(3)サービス業、(4)海運業、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△東亜建 <1885>
直近3ヵ月の10-12月期経常は2.1倍増益。
△CDS <2169>
今期経常は4%増で2期連続最高益、4円増配へ。
△フーマイエレ <3165> [JQ]
筆頭株主のTMKがMBOを実施。
△じげん <3679>
4-12月期(3Q累計)税引き前が20%増益で着地。
△ダブスタ <3925>
4-12月期(3Q累計)経常が74%増益、対通期計画92%進捗。
△KHネオケム <4189>
今期経常は9%増で2期ぶり最高益、6円増配へ。
△メドピア <6095> [東証M]
10-12月期(1Q)経常は98%増益で着地。
△アトラエ <6194>
10-12月期(1Q)経常は52%増益で着地。
△パルステック <6894> [東証2]
今期経常を27%上方修正、配当も50円増額。
△ルックHD <8029>
今期経常は4%増益へ。
▼住友ゴ <5110>
今期最終は6%減益、前期配当を5円減額。
▼アルバック <6728>
今期経常を一転32%減益に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アトラエ <6194> 、(2)ルックHD <8029> 、(3)ダブスタ <3925> 、(4)じげん <3679> 、(5)バリューHR <6078> 、(6)東亜建 <1885> 、(7)KHネオケム <4189> 、(8)グロブライド <7990> 、(9)CDS <2169> 、(10)エラン <6099> 。
値下がり率上位10傑は(1)キャリインデ <6538> 、(2)マーキュリア <7190> 、(3)アルバック <6728> 、(4)TOREX <6616> 、(5)レオパレス <8848> 、(6)LIFULL <2120> 、(7)Nフィールド <6077> 、(8)ヴィンクス <3784> 、(9)アミューズ <4301> 、(10)大豊建 <1822> 。
【大引け】
日経平均は前日比4.77円(0.02%)安の2万1139.71円。TOPIXは前日比0.48(0.03%)高の1589.81。出来高は概算で13億4517万株。東証1部の値上がり銘柄数は1050、値下がり銘柄数は999となった。日経ジャスダック平均は3412.58円(5.13円安)。
[2019年2月14日]
株探ニュース