今週の【マザーズ市場】2月12日~15日『外部要因に振らされる展開』

市況
2019年2月17日 15時07分

【3日ぶり反発、好業績銘柄への物色が活発に】12日(火)

■概況■861.59、+8.37

12日(火)のマザーズ市場は3日ぶり反発となった。為替相場が1ドル=110円台半ばまで円安が進んだことなどから、日経平均が一時前週末比500円超上昇したため、投資家のリスク許容度が高まり、買い戻しの動きが広がった。また、米中首脳会談の開催への期待感に加え、米政府機関閉鎖回避を目的に米与野党がメキシコ国境の「フェンス」建設費を盛り込んだ予算案で基本合意に達したことも先行き不透明感の解消に繋がり、買い安心感を誘う格好になった。物色としては、決算を受けた好業績銘柄のほか、悪材料出尽くしの動きが優勢となる銘柄が目立った。なお、売買代金は概算で1006.63億円。騰落数は、値上がり172銘柄、値下がり89銘柄、変わらず13銘柄となった。

◆注目銘柄◆

値上がり率上位では、ソフトマックス<3671>やDDS<3782>、オンコリス<4588>などがストップ高となった。オンコリスは、18年12月期営業損益が12億円の赤字となったが、発行可能株式総数の増加を受けた思惑買いが向かう格好に。売買代金上位では、UUUM<3990>、メルカリ<4385>、アンジェス<4563>、そーせい<4565>、ミクシィ<2121>などが上昇。一方で、サンバイオ<4592>、JIA<7172>、CRI・ミドルウェア<3698>、Kudan<4425>などは軟調。

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【大幅続伸、米株高受け投資家心理上向く】13日(水)

■概況■875.48、+13.89

13日(水)のマザーズ市場は大幅続伸となった。前日の米国市場にて、米政府機関閉鎖回避への懸念が和らいだほか、米中通商協議に対する進展期待が高まったことを背景に本日の東京市場でも投資家心理が上向き、マザーズ市場にも朝方から買いが先行した。物色としては、決算を受けた個別物色のほか、指数インパクトの大きい銘柄中心に上げ幅を拡大する場面もみられた。日経平均が高値圏でもみ合うなか、マザーズ指数は後場に一段高を記録し、終値ベースでも5日移動平均線を回復した。なお、売買代金は概算で1214.52億円。騰落数は、値上がり167銘柄、値下がり99銘柄、変わらず8銘柄となった。

◆注目銘柄◆

値上がり率上位では、19年3月期純利益予想を上方修正したMRT<6034>が22%高となったほか、ラクスル<4384>やテノ.ホールディングス<7037>などがストップ高水準まで買い進まれた。売買代金上位では、オンコリス<4588>が17%高となったほか、アンジェス<4563>、メルカリ<4385>、UUUM<3990>、そーせい<4565>、リネットジャパン<3556>などが上昇。一方で、サンバイオ<4592>、JIA<7172>、ミクシィ<2121>、JMC<5704>などは軟調。

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【3日ぶり反落、利益確定の動き広がる】14日(木)

■概況■873.06、-2.42

14日(木)のマザーズ市場は3日ぶり反落となった。前日の米国株式相場では、米中協議進展が期待されるなか、NYダウ・ナスダック指数ともに上昇。東京市場の寄付き前に1ドル=111円を回復する場面もみられ、朝方はマザーズ市場にも買いが先行した。一方で、節目の21000円を回復した日経平均の上値が重くなるなか、マザーズ銘柄にも利益確定の動きが広がり、後場にかけてマイナス圏での推移となった。物色としては、好業績銘柄の一角や一部の材料株に留まった。なお、売買代金は概算で1448.45億円。騰落数は、値上がり123銘柄、値下がり139銘柄、変わらず11銘柄となった。

◆注目銘柄◆

値下がり率上位では、アドベンチャー<6030>がストップ安となったほか、MTG<7806>やピーバンドットコム<3559>などがそれに続いた。売買代金上位では、サンバイオ<4592>が9%安となったほか、オンコリス<4588>、アンジェス<4563>、ラクスル<4384>、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が軟調。一方で、UUUM<3990>、メルカリ<4385>、オイシックス・ラ・大地<3182>、シェアリングテクノロジー<3989>は上昇。オイシックスやシェアリングテクノロジーは決算内容が好感される格好となった。

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【大幅続落、米株安や円高を懸念】15日(金)

■概況■、

15日(金)のマザーズ市場では、大幅続落となった。14日の米国市場にて、12月小売売上高が弱かったことやトランプ米大統領がメキシコ国境の壁建設のため非常事態宣言に踏み切る方針などが嫌気され株安となった流れから、本日のマザーズ市場は朝方から売りが先行した。また、為替市場が円高方向に振れたことも個人投資家のセンチメントを悪化させた。引けにかけてやや下げ幅を縮小したものの、積極的な押し目買いの動きは限られた。なお、売買代金は概算で1276.98億円。騰落数は、値上がり89銘柄、値下がり177銘柄、変わらず8銘柄となった。

◆注目銘柄◆

値下がり率上位では、エクストリーム<6033>やFRONTEO<2158>がストップ安比例配分となったほか、エリアリンク<8914>がストップ安になった。売買代金上位では、UUUM<3990>が12%安となったほか、MTG<7806>やJIA<7172>などは軟調。

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《FA》

提供:フィスコ

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