話題株ピックアップ【昼刊】:ALBERT、ブリヂストン、JXTG

注目
2019年2月18日 11時39分

■ALBERT <3906>  11,230円  +1,290 円 (+13.0%)  11:30現在

ALBERT <3906> [東証M]が急騰。15日大引け後に発表した18年12月期の経常損益(非連結)は1億9900万円の黒字(前の期は1億5800万円の赤字)に浮上して着地。続く19年12月期の同利益は前期比80.9%増の3億6000万円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はトヨタ自動車、東京海上日動火災保険、KDDIとの提携効果などでビッグデータ分析やアルゴリズム開発案件の受注が増加し、47.2%の大幅増収を見込む。併せて、東京海上ホールディングス <8766> のデータサイエンティスト育成プログラムに協力することを明らかにしている。

■イエローハット <9882>  2,949円  +166 円 (+6.0%)  11:30現在

イエローハット<9882>は大幅高で3日続伸している。前週末15日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これを好感した買いが入っている。今回発表の自社株買いは、投資単位当たりの金額を下げ、投資しやすい環境を整えることで、流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。なお、効力発生日は4月1日。

■ブリヂストン <5108>  4,416円  +221 円 (+5.3%)  11:30現在

ブリヂストン<5108>に寄り付きから大口の買いが流入、気配値のまま株価水準を一気に切り上げた。同社が15日取引終了後に発表した19年12月期の連結業績予想は、売上高が3兆6900億円(前期比1.1%増)と増収を確保し、営業利益は4100億円(同1.8%増)、最終利益は3000億円(同2.9%増)といずれも増益を見込んでいる。また、同日に自社株を除く発行済み株式数の7.6%にあたる5700万株、2000億円を上限とする自社株買いを実施することを発表(うち1400万株は今朝の東証立会外取引で取得)。さらに取得した全株式を20年1月21日付で消却することも発表しており、これがサプライズ材料となった。

■JXTG <5020>  566.1円  +20.7 円 (+3.8%)  11:30現在

JXTGホールディングス<5020>、国際石油開発帝石<1605>など石油関連や資源開発関連株に買いが入っている。ここ米株市場のリスクオンの流れに乗って原油市況も戻り足を強め、前週末にWTI原油先物価格は1ドル18セント高の1バレル=55ドル59セントと大幅高で4日続伸した。これを背景に、米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連株が買われNYダウの急上昇に寄与しており、東京市場でもこの地合いを引き継ぐ格好となっている。

■日経レバ <1570>  17,820円  +630 円 (+3.7%)  11:30現在

NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は商いを伴い急反発。1万7800円台まで上値を伸ばし、昨年12月18日以来2カ月ぶりの水準を回復、同時に75日移動平均線との下方カイ離を解消し、中期トレンドの上昇転換を示唆している。前週末の米株市場が大幅高となったことで、東京市場でも日経平均が大きく切り返す状況にある。NF日経レバは日経平均と連動するETFでボラティリティが2倍の値動きを想定した設定となっており、個人投資家を中心とした短期売買が活発だ。

■野村ホールディングス <8604>  446.7円  +15.1 円 (+3.5%)  11:30現在

野村ホールディングス<8604>、大和証券グループ本社<8601>などをはじめ証券株が総じて上値を指向、業種別値上がり率で上位に食い込んでいる。前日の米国株市場ではNYダウが急反発したほか、ナスダック総合指数は6連騰と戻り足を強めている。東京市場も投資家のマインドが改善、株式市場が活況を取り戻しており、これを受けて証券株は手数料収入の拡大や投信など運用成績の向上に期待した買いを呼び込む形となっている。株価的にも出遅れ感が顕著でリターンリバーサルの買いが誘導されやすくなっている。

■三菱UFJ <8306>  590.4円  +18.6 円 (+3.3%)  11:30現在

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが人気。前週末の米国株市場ではNYダウが440ドル強と大幅高となったが、ゴールドマン・サックスやJPモルガンなど大手金融株が買われ、全体相場を牽引した。東京市場でもリスク選好ムードのなか、相対的に出遅れ感の顕著なメガバンクに水準訂正期待の買いが流入している。三菱UFJのPBRは依然として0.5倍未満、三井住友は0.5倍台前半、みずほは0.5倍近辺と割安圏に放置されている。

■ファナック <6954>  19,340円  +500 円 (+2.7%)  11:30現在

機械株が高い。ファナック<6954>やツガミ<6101>、牧野フライス製作所<6135>、オークマ<6103>などが値を上げている。15日の米株式市場でNYダウが大幅高となり、輸出株に見直し買いが流入しているほか、足もとの機械受注は底堅く推移。18日発表した12月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である「船舶電力を除く民需」(季節調整値)は前月比0.1%減の8626億円だった。市場予想の前月比1.1%減を上回った。受注動向は「機械受注は、足踏みがみられる」としているが、この日の機械株には買いが先行している。

■ベルーナ <9997>  890円  +23 円 (+2.7%)  11:30現在

ベルーナ<9997>が反発している。前週末15日の取引終了後に発表した1月度の月次売上高(速報値)が前年同月比8.5%増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。春カタログの発行を後ろ倒しにした影響などで総合通販事業は前年を下回ったものの、専門通販やソリューション事業が伸長。また融資残高の伸長でファイナンス事業も前年を上回ったほか、さが美が加わった店舗販売も伸長した。

■リクルート <6098>  2,958.5円  +66.5 円 (+2.3%)  11:30現在

リクルートホールディングス<6098>は反発。岩井コスモ証券は15日付で、同社の投資判断「A」、目標株価の3850円をそれぞれ継続した。成長ドライバーのオンライン求人情報専門検索サイト「インディード」などを主とするHR(ヒューマンリソース)事業が順調に伸びており、19年3月期は会社計画の2100億円に対して2150億円(前期比12%増)と2ケタ増益が期待できる、とみている。また、同社はグローバルなIT企業に向けて収益基盤の強化が進んでいる点にも注目している。

■トヨタ自動車 <7203>  6,657円  +52 円 (+0.8%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>は堅調な値動き。米国との通商摩擦問題に対する警戒感はくすぶるものの、足もとの米景気指標の好調を受けて米経済に対する安心感が自動車セクターには追い風となっている。外国為替市場でも1ドル=110円台半ばの推移と円安水準をキープしており、為替感応度の特に高い同社株にはポジティブに作用している。同社は、北米をはじめ海外でSUVなど利益貢献度の高い車種の販売が好調で収益を押し上げているほか、合理化努力などにより原価改善効果も発現している。19年3月期営業利益は前期比横ばいの2兆4000億円を計画するが、市場では1000億円程度の上振れ余地が意識されている。時価は6700円近辺を横に走る75日移動平均線を絡めもみ合っており、全体相場のセンチメント改善に合わせ上放れへの期待も高まりやすい。

■ユニオンツール <6278>  3,150円  -75 円 (-2.3%)  11:30現在

ユニオンツール<6278>が反落している。前週末15日の取引終了後に発表した19年12月期の連結業績予想で、売上高230億円(前期比6.2%減)、営業利益28億円(同33.0%減)、純利益24億円(同25.7%減)と大幅減益を見込んでいることが嫌気されている。自動車産業向け電子基板ニーズの堅調を見込む一方、スマートフォンやメモリ関連市場の不透明な情勢が続くとみられることに加えて、上海工場の移転による一時的な費用増や稼働率の低下などが利益を圧迫するとしている。なお、18年12月期決算は、売上高245億1400万円(前の期比5.4%増)、営業利益41億7600万円(同10.6%増)、純利益32億2800万円(同21.6%増)だった。

■マーケットE <3135>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

マーケットエンタープライズ <3135> [東証M]が連日のストップ高で買い気配に張りついている。14日大引け後、19年6月期の連結経常利益を従来予想の1億6200万円→2億4700万円に52.5%上方修正すると発表。増益率が72.3%増→2.6倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが引き続き買い材料視された。同社はインターネットに特化したリユース品の買取販売サイト「高く売れるどっとコム」を主力としているが、今期は農機具の買取販売、通信領域のサービス、オウンドメディア運営といった法人向け新規ビジネスが好調に推移しており、これが業績上振れの要因となった。同時に発表した7-12月期(上期)の同損益は1億4900万円の黒字(前年同期は300万円の赤字)に浮上して着地している。

■santec <6777>  1,558円  +208 円 (+15.4%)  11:30現在

santec<6777>の上げ足が止まらない。きょうはマドを開けて買われる人気となり、6日続伸。2月に入ってからの上げ足は強烈で、1月末終値と比較してきょうの高値までの上昇率は62.5%に達している。光通信用部品メーカーで光測定器やOCT(光干渉断層計)も製造するが、北米通信設備メーカー向けに5G向け部品である光モニターが好調で19年3月期業績は従来予想を大幅増額し、減益予想から大幅増益予想に変わった。20年3月期も国内外で同社の光モニターは5G向けで高水準の受注を確保することが予想され、これを手掛かり材料に投資資金の攻勢が続いいている。

■セルシード <7776>  766円  -300 円 (-28.1%) ストップ安売り気配   11:30現在

セルシード<7776>がストップ安ウリ気配。週末15日の取引終了後、16年8月に開始を発表した食道再生上皮シートの臨床試験にかかる治験結果を発表し、安全性については問題は認められなかったものの、主要評価項目に対しては統計的な優位性が証明されなかったとしたことが嫌気されている。治験結果を受けて同社では、データ確定作業と並行して医薬品医療機器総合機構(PMDA)と協議を進めていたが、PMDAから製造販売承認申請については追加の臨床試験を実施し、有効性を確認するデータの提出が必要であるとの回答を得たとしている。また今後は、追加臨床試験を実施するべくPMDAと協議を続けるとした。

●ストップ高銘柄

ベルトラ <7048>  1,413円  +300 円 (+27.0%) ストップ高   11:30現在

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

エクストリーム <6033>  2,280円  -500 円 (-18.0%) ストップ安   11:30現在

アートSHD <3663>  810円  -150 円 (-15.6%) ストップ安売り気配   11:30現在

など、3銘柄

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