生化学が続伸、変形性関節症治療剤の第3相試験で変形性膝関節症を対象とする検証的試験で良好な結果
生化学工業<4548>が続伸している。午前10時ごろ、小野薬品工業<4528>と共同開発中の変形性関節症治療剤ONO-5704/SI-613の第3相臨床試験において、変形性膝関節症を対象とした検証的試験で良好な結果を得たと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。
同試験は、変形性膝関節症患者を対象とした440例の無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験。主要評価項目で、プラセボ(偽薬)群と比較して統計学的に有意な改善効果を示したほか、安全性についても顕在化した問題は認められなかったという。この結果を受けて両社では、他の臨床試験の進捗に注力し、20年前半の承認申請を目指すとしている。なお両社ともに、同件による19年3月期業績予想の変更はないとしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)